2007年03月21日

liteという技術があるそうです

learning in teachingの略だそうで。

このセンス、思いっきり「班長訓練」→「班集会」の流れの中の班長の動きですよね。こういう「技術」が使われているんだという説明をするのに便利だなと思いました。
posted by 黒澤岳博 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 班制度研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

ボーイスカウトと学校教育

ぬまたさんからご紹介いただいて、「memorandum」というサイトの「ボーイスカウトと学校教育」という記事を拝見しました。
http://d.hatena.ne.jp/bn2islander/20060215/1140011436

この記事の中で、うちのブログの「班の意識」 の記事を引用していただいていて(ありがたいことです)、学校教育とボーイスカウトについて、「班」 をベースにした比較を深めてくださっています。「班の意識」で紹介した 「日本を滅ぼす教育論議」と言う書籍がベースになっていて、この本に対するコメントの中で、 うちの記事を引用してくれています。

このなかで、「ボーイスカウトが下火になっている理由もわかるような気がする」とコメントをいただいています。「そうだよなあ」 と思いつつ、ふと考えてみると、ボーイスカウトが多い国を見ていくと、学校教育と「班」との関係やきっかけが見えてくるような気がしました。

たとえば、アメリカ。ここは、私の記事でも紹介しましたし日本を滅ぼす教育論議でも記述されていますが、学校教育の中で、 班としての教育がどうも行われていないことから、その補完としてボーイスカウトが貴重な存在なのかもしれません。また、 インドネシアは逆にボーイスカウトが学校教育に取り込まれてるからこそ、人数が多いという状態なのでしょう。班としての教育を、 学校教育の場でボーイスカウトの手法を利用していると言うことなのかもしれません。(誰か、インドネシアのボーイスカウトの研究をお願いしたい・ ・・。)

これって、結構重要。この学校教育と「班」との関係が見えてくると、 日本における班制度のあり方が根本的に間違っている可能性があるわけです。つまり、学校教育での補完を考えて「班」のあり方を見ていけば、 班長がより楽になるような気がするし、「学校の中での班も、こんな風に運営していけば楽だよ」とつなげることができれば、ボーイスカウトが 「リーダーシップを育成している」と言うことの明確化が可能になってくるはず。

ものすごくいい示唆を受けたように思います。ぬまたさん、ご紹介ありがとうございました。

と書きながら、一番の問題に気づいてしまいました。それは、そういう各国の現状について、「日本のボーイスカウト組織では、 何ら研究が行われていない」と言うことです。いや、もしかしたら、誰かがどこかで行っているのかもしれませんが、それがしっかり研究論文・ 資料として残されていかない限り、誰も知り得ることができません。

法学研究においては、「比較法研究」というのが重要な一分野を形成していて、各国・各地域の法制度を比較することで「本来のあるべき姿」 「適切な制度設計」などを検討しています。同じようにボーイスカウトにおいても「比較制度研究」が必要な時期になっているのだと思います。 そして、それを記録として残していく作業も重要だと思います。

中村知さん(=ちーやん)が、「ローバーリング ツウ サクセス」を翻訳していく際の疑問点を「英国ローバーの研究」 としてまとめていったと聞いています。これなんかはまさに比較制度研究なんでしょう。 このような地道な作業をボーイスカウト組織内部で続けていかないと、「本質」が見えてこないような気がしてなりません。

ちなみに、3月18日のスカウティング研究集会では、「タイ」のボーイスカウトに関する研究の発表をお願いしています。その意味では、 スカウティング研究センター・スカウティング研究集会は、ボーイスカウト組織の補完をもう始めています(または、始めているつもりでいます)。

posted by 黒澤岳博 at 08:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 班制度研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月21日

少人数の時のパトロールシステム

環日本海大会に注目!で、 ウマソさんから下記のようなコメントをいただきました。これは、ジャンボリーなどの編成隊と班制度の関わりの中で、 「少人数の班になったときのプログラムプロセス」というテーマでのコメントです。多少改行等を修正しています。

これまで「ごく少数の班に関する指導方法」について、具体的な方法を書いたものはありませんでした。 ウマソさんはスカウトが3人しかいない時のご自分の隊の経験から下記をコメントしてくださいました。ウマソさんもコメントをお求めですので、 ご意見等がありましたら、是非よろしくお願いします。

以下はウマソさんの記述です。

  1. この考察は,大人の論理である。スカウティングは子供達を野外に連れ出すだけでいいのだ。という意見があることは承知しています。 また,私の体験から見た考察ですし,ある団のあるリーダーがあるスカウトに対して行った例での考察であることも承知しています。
    しかしながら,いろいろな文献やいろいろな方の意見を聞いたなかでの考察ですので,ある程度の客観性はあると思います。

    他の様々な経験をされた方の考え方もお聞きしたいです。
  2. 3人でのプログラムプロセス導入の基本方針
    3人であれば,いきなり隊集会で全員指導したほうが早いし,技能の身に付くが,プログラムプロセスは自発活動の手段であり, スカウトの自己実現の機会であることを基本方針とした。
  3. 導入に向けたプロセスの留意点
    自発活動といっても,まだ,中学生(GBは中一,班員は小6だった。)なので,はじめは,リーダー主導で展開し,徐々に, 彼らの自発性を引き出して行く。
  4. 定着への環境作り
    (1)団委員会・団リーダー会への説明
     班集会など,何故子供達だけでやらせるのか?安全上問題がある。などの考えに対し,上記基本方針を理解していただく。また,放任ではなく, リーダーが影でしっかりフォローする。安全衛生上のことはリーダーが直接介入することを伝える。

    (2)保護者への説明
    運営管理を,GBに任せることから,集会日を間違えて連絡したり,個人装備を忘れることがある。保護者には,間違いに見えても, 知らないふりをしてもらう。間違って覚えていく年代であること。なにより,トラブルを自分達で解決する良い機会であることを,繰り返し伝える。 特に,入隊時には詳しく説明する。

    (3)グループダイナミックスの機会作り
    1班であることから,班対抗ゲームなどによる「班のきづな作り」が,弱くなる。このため,近隣のBS隊との合同キャンプを体験させる。

    #合同キャンプを見ていると,班のチームワークが通常とはあきらかに違う!子供達もめちゃめちゃ燃える!
  5. 活動中の留意点
    (1)班員のフォロー
    班長,次長,班員の3名であることから,班員がひとりとなり,この子が疎外感を持ちやすい。この子にはできるだけ,声をかけ,誉めてやり, 保護者にも何度も説明しておく。

    (2)GBへの動機付け
    GB会議,班会議,GB訓練,班集会,隊集会と,何で同じことを何度もやるのか?「自分達でやりたいことを,自分たいだけでできるようにする」 「大人がいない方が,楽しいだろ!」と話す。繰り返し話す。そして,少しでも自主運営ができるようになったら,思いっきり 誉める!

    (3)キャンプでの留意事項
    3人でA型テント,フライ設営,野外料理は,かなりキツイ。でも,リーダーは手出ししない。ガマンする。スマートな野営をすることより, 班の仲間でやり遂げる達成感を味あわせることを重視する。そして誉める!
  6. 活動結果の評価
    (1)スカウトの反応の評価
    スカウトの反応を注意深く見る。夜話やGB会議後の雑談時にかれらのホンネを聞いて,次の活動に反映する。

    (2)団委員会・団リーダー会の反応の評価
    スカウトが活き活きしてるところを見せる。特に団委員長のは,木目細かく状況を報告し,活動を見せる。

    (3)保護者の反応
    子供達がどう変わっていくか,家庭ではどうかなど,
    機会あるごとに様子を聞く。また,保護者が子供にどうなってほしいかを充分把握する。

    (4)他団のBS隊との比較評価
    地区行事などで,自隊のスカウトの動きをよく観察し,どこが優れているか,どこが弱いか評価し,次の活動に反映する。
  7. 小人数の評価
    (1)小人数のプログラムプロセス導入
    プログラムプロセス導入は,最低3人でも導入できる。人数はあまり,関係ないが,わいわいガヤガヤの楽しさは,7〜8人が望ましい。

    (2)小人数の班制教育
    リーダーがGBを育て,GBが班員を指導することは,3人で可能であるが,野営時などは,班員が浮いてしまうことがある。 スカウトが成長していくには,中堅の2級スカウトがいて,見習を指導し,その2級スカウトをGBが指導するような形の方が, 無理なく成長できると思う。7〜8人になれば,GBも充分成長し,特にリーダーシップは,大きく成長する。

    (3)グループダイナミックス
    これは,あきらかに,複数班の方が優れている。せめて,3班あれば大きく違う。
  8. 総合評価
    スカウトの自発性は,プログラムプロセスで引き出し,その成果をより効果的する方法が,複数班によるグループダイナミックスであり,そして, その方向を示すのが進歩制度だと思う。

    ・・・・・・・自分達で考えたことが,自分達だけでできる!自分達で自由にできる!他の班にも負けない!・・・・・・・

 

posted by 黒澤岳博 at 16:08| Comment(8) | TrackBack(0) | 班制度研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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