2014年03月31日

キャンプ場の運営

埼玉県行財政戦略プログラム(H26〜H28)が、ホームページに掲載されました。
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/kaikaku-senryakuprogram/

34ページに「埼玉県青少年総合野外活動センター」に関する記述があります。

---------------------------------------
○ 青少年総合野外活動センターの見直し
青少年総合野外活動センターについては、施設の老朽化や類似施設との役割分担などの観点から、廃止を含めた見直しを検討する。
---------------------------------------

 この記述を見ると、施設の老朽化のため、防災対策などに対応することができないことから、県の施設としてはこの3年間で廃止の道筋をたてるということになります。

平成24年度の指定管理者管理運営状況評価を見ると、年間6万人弱。
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/574583.pdf

指定管理者の努力により、年間利用者数を22年度と比較すると、飛躍的に(1.5倍)に増えてはいるのですが、施設をリニューアルする価値があるかという評価をするということなのでしょう。
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/500303.pdf

規模がどのくらいなのか比較のしようもないけど、たとえば、群馬県の宝台樹キャンプ場の施設については、554,592千円(宝台樹スキー場含む)。
https://www.pref.gunma.jp/07/a0710718.html

スキー場を含んでいるからちょっとイメージが違うかもしれないけど、計算しやすいようにやかつの施設費が6億円。10年間で60万人来ると仮定すると、一人1000円。施設費を一人1000円増やせば、対応できる。

キャンプ場の費用として1人1泊千円足せますかね?
posted by 黒澤岳博 at 22:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月24日

大阪のNPOに注目してみました #boyscoutj

読売新聞に次のような記事が掲載されていました。

2011ダブル選 大阪をこんな街に 上
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20111124-OYT8T00075.htm

この記事の中で、「府高齢者大学校」の運営のため、
・年間一人5万円の受講料をいただいている。
・2009年度、受講料が倍額(それまでは2万3千円)になったので、受講生が650人に減った。
・仲間作りや社会貢献の要素を加えたところ、2011年度には1450人に増えた。

といったことが書かれていました。

この、大阪府高齢者大学校については、次のURLを御覧ください
http://osaka-koudai.com/
事務局がアネックスパル法円坂だから、大阪連盟が9月まで事務局を設置していた場所ですね。

このNPO法人、7250万円の年間予算で運営されている。それも1000人以上の方々が参加している。ボーイスカウトの人数規模で言うと地区クラスがこのような運営となっている。

このNPO法人、記事を読んでいくとわかるのですが、そのベースに「シニア自然大学校」が入っているようです。このシニア自然大学校には、ボーイスカウト指導者経験のある方々も参加しています。以前、CONEと共済で文科省から補助を受けた「小学校長期自然体験活動指導者養成事業」の際、シニア自然大学校の方と名刺交換したところ、この方がボーイスカウトの方でした。

この記事を読む限り、プログラムさえ適切で、きちんとしたPRができていれば、年間5万円でも受講料を払ってくれるし、人数も増えると言うことですよね! 

posted by 黒澤岳博 at 21:15| Comment(19) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

山中野営場の知名度 #boyscoutj

うちの団のBS隊、本日まで山中湖キャンプ場にいました。3泊4日で山中湖でカヌーやったり・・・。
カヌーについては、こちらにお世話になったそうな。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~shih/index.html

こちらのカヌー教室、山中野営場から歩いて20分程度の撫岳荘さんの前の山中湖の浜辺に倉庫を持っており、ボーイスカウト日本連盟山中野営場(以下、BS山中野営場と表記します)とセットで利用できるようなコースがあると楽なんじゃないかなあと思いました。

で、今回宿泊したのが村営山中湖キャンプ場。公式情報はこちら。
http://www.yamanakako.gr.jp/enjoy/info1.php?srch_flag=1&ca1_id=10&ca1_id=10&if1_id=5&if1_kubun=&page=1&sum_count=1&kensuu=6

実際のキャンプサイトの様子はこのブログがわかりやすいです。
http://smilekun.naturum.ne.jp/e772179.html

BS山中野営場と本当にお近くなので、植生はそっくり。村営で、90ほどのテントサイトを持つ大きなキャンプ場。以前はもっと山中湖沿いにあったようなのですが、山中湖文学の森などができたので、その分、その奥に再開発されたようです。それでも夏は満員なんだとか。
http://www.yamanakako.gr.jp/enjoy/info1.php?srch_flag=1&ca1_id=10&ca1_id=10&if1_id=3&if1_kubun=&page=1&sum_count=1&kensuu=5

私と当団事務局長(=私の同期、小学校から一緒のKさん)でBS隊活動の支援に行ったのですが、施設もそこそこ新しいし、キャンプサイトも自由が効くし、来年は思い切って団できちゃう?という話になり、受付にいた方と話をしました。このキャンプ場、富士山ネイチャークラブというNPOが山中湖村から運営を受託しているらしく、お話いただいた方はそのクラブの方でした。
http://www.fujisan-nature.com/

その際、「もっと東側にある、BS山中野営場には何度も来たことがあるんです」という話をしたところ、「へえ、そんなキャンプ場があるんですか、知らなかった」との話。逆にこちらがびっくり。ホームページを見る限り、自然体験活動について、地元でかなりアクティブに活動しているNPOらしいと思うのですが、その方々にさえ認知されていないというのは大きな問題。直線距離にすると一キロ程度しか離れていないし、同じキャンプ場だというのに・・・。

確かに山中湖観光協会のHPにもなんの記述もないから「一般の人が利用できるキャンプ場」という認識は、もともとないのかもしれません。
http://www.yamanakako.gr.jp/information/index.php?ca_id=1&op_id=6

確かに場長一人が常駐しているだけでは、地域への活動を行うのは手が足りないだろうなと思いつつ、「協力相手を探す」ことは進めていかなければならないのだろうなあ、と感じました。その意味でも、山中湖畔に倉庫を一個借り、カヌーなど水辺活動の機材を常駐させて、BS山中野営場と一体的に管理・プログラム提供・運営するような手法を考えて行かないといけないのだろうなあ、と思いました。

posted by 黒澤岳博 at 22:18| Comment(11) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月29日

ジャンボリーと国体を比較する −事務局員の業務量を評価できるのではないか− #boyscoutj

ジャンボリーと国体事務局を比較してみると、ジャンボリーの専任事務局の業務量が類推できるのではないかという試み。先日の「役所との比較」と同様に規模が似ているので、事務局の業務も類推できるのではないかと考え、比較してみたいと思っています。

埼玉県では、2004年(平成16年)に国体を開催しました。規模としては下記のとおり。

wikipedia「第59回国民体育大会」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC59%E5%9B%9E%E5%9B%BD%E6%B0%91%E4%BD%93%E8%82%B2%E5%A4%A7%E4%BC%9A

日本体育協会での記録(第59回大会)
http://www.japan-sports.or.jp/kokutai/detail/detail_59.html

この準備のために、数年前から専任の職員が設置されて、事務作業を行っていました。数年間に渡る仕事だったため、私の知り合いも数人この業務に参加。毎日相当残業していたという事など、いろいろな話(飲んでのボヤキ?)を聞いています。

県職員がどこで働いているかというのは「職員録」という冊子が公表(というか販売)されていて、それを見るといわゆる「〇〇係」が何人いるかまで確認できます。過去の職員録を確認してみたところ、国体に関して、専門の担当が初めてできたのが平成5年。ひとりの担当から始まっています。その後は次のとおり。

平成 6年 5人
平成 7年 8人(この年までは教育局体育課内の一担当でした)
平成 8年11人(教育局国民体育大会準備室に格上げ) 
平成 9年17人(国体準備局に格上げ)
平成10年23人
平成11年25人
平成12年35人(ワールドカップサッカーの準備も含めた局に。国体は1課2室)
平成13年38人
平成14年56人
平成15年91人
平成16年93人

なんと10年前から動き出しているんですね。
埼玉県は国体運営は第22回大会を1967年に実施して以来ですので、ノウハウが全く無いに等しいところからの出発。ちょうどその準備の間にワールドカップ2002や国際バスケットボール大会なども招致していました。上記の人数にはワールドカップサッカーなどの担当者は含まれていません。

埼玉県で行ったのは夏季及び秋季大会。
夏季は県内7市2町を会場とし、9.11〜9.14の5日間に6競技を実施。参加者数が6,014名。これ以外に、デモンストレーション行事を5市3町で7競技行い、これの参加者が4,188名でした。

また、秋季は34市17町3村を会場として、 10.23〜10.28に6日間に33競技を行い、20,610名の参加者でした。同じく、このときもデモンストレーション行事として、3市8町で8競技を行い、6,212名の参加者となっています。

なんとなーく、ジャンボリーに規模が似てますよね。

「国体はキャンプしないだろう!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、59回大会では、県内に宿泊施設が足りなかったため、「民泊」を実施しています。その担当は、公民館を借りて、地域の皆さんに参加者の宿泊先としての機能(布団、食事など)をお願いしたりしていますので、 業務としては変わらないはず。

おまけに国体は、実際の大会に近くなったときには協力員として通常業務を別に持つ県職員もかなりの数動員されていますし、市町村職員も県内各市町村で振り分けられて開催される各競技のそれぞれの会場に大量に動員して実施されます。

そう考えるとボランティアが多く参加するジャンボリーでの日本連盟事務局の業務としてはかなり近い感覚だと思います。

で、日本連盟の職員はジャンボリー専任ではなく55人。4年に一度のジャンボリーや40年ぶりの世界ジャンボリーを招致しているという意味では、やはり、かなり少ないように私は思っています。その分、すごく頑張ってくれているんだなと感じております。

posted by 黒澤岳博 at 15:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月21日

適切な事務局職員人数って? #boyscoutj

ボーイスカウト日本連盟の事務局の人数が多いか少ないか、結構微妙なネタだと思っています。最近、日本連盟のプログラム課の皆さんには大変お世話になっているし・・・。

サービスすべき業務とそれに従事する職員の人数を考えるためには、なにか指標が必要なんだろうなあと感じています。だって、なにか基準がないと「本当にこれだけの人数が必要か」という疑問を消すことができないもの。

で、公務員って、各自治体に「定数」っていうのが決まっています。この定数を確認していくとひとつの指標になるはず。自治体の人口とその役所の職員定数の比較をすればいいわけで。

加盟員と市町村人口が同じ?
もちろん、とても無理が有ることは承知して言いますが、ボーイスカウトと同じ加盟員の非営利団体がすでにないことが分かっているので、類推適用を考えていくしかないのだと思うんです。

たとえば、毎週日曜に各団が活動しているとすると、日曜日以外も活動している市町村と比較するわけですから、加盟員の人数を7で割ってあげれば、毎日活動している人数と比較できそうな気がします。15万人÷7=21428人。

埼玉県で言うと、吉見町21,201人、川島町22,185人、嵐山町19,103人。このへんの町の職員定数を確認すると、だいたい事務局として必要な人数が想定できるのではないでしょうか。

それぞれの町の「職員定数条例」のうち、町長の事務を行う人数を確認すると、吉見町161人、川島町146人、嵐山町95人となっていました(嵐山町は条例ではなくて、web上の公表情報でした)。これは、小・中学校の先生とか消防署員とかを抜いたいわゆる事務担当者の人数で、もちろん、正規の職員のみで、非常勤職員、臨時職員は入っていません。

いずれにしても、現在のボーイスカウト日本連盟の倍近い人数。ボーイスカウト日本連盟事務局では、これに加えて「海外各スカウト組織との連携」という大きな仕事も持っています。この仕事は町役場には余りないものと想定されます。

私たちが知っている市町村並みの細かな業務をお願いするためには、倍近い人数の事務局職員が必要になると想定できるわけです。少なくとも現状以上の業務を日本連盟事務局にやってもらうようにしていくには、これまでの人数では足りないのかもしれないと考えることは、あまり無理がないように感じています。

posted by 黒澤岳博 at 22:14| Comment(9) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月08日

「公益」財団法人であると言うこと #boyscoutj

この間、いくつかのブログ等で「ボーイスカウトが公益財団法人であるから○○」といった議論を拝見していました。
なんだかしっくりこないのはこの「公益」という言葉。私たちは、昨年4月以降様々なところで「公益財団法人」という言葉を聞いてきたわけですが、これまでと「公益」財団法人になったことの違いはいったい何なんだろうか、と考えちゃったりしたわけです。

じゃ、公益財団法人って何よ?
まず、wikipediaで調べてみました。説明はこんな感じ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E7%9B%8A%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%88%B6%E5%BA%A6%E6%94%B9%E9%9D%A9

財団法人ボーイスカウト日本連盟はかねてより、試験研究法人・特定公益増進法人という、いわゆる財団法人制度の中でも公益が認定され、非課税部分が大きかった歴史を持っています。2000年から始まった公益法人制度改革により、この特定公益増進法人といったものがなくなることが2008年に決まり、この年から5年の間に、全ての財団法人は一般財団法人か公益財団法人に移行することとなりました。

上記wikipediaの説明を見ると、公益法人制度改革関連3法案により、財団法人から公益財団法人になることでこんなことが変わっているらしい。
  • 公益社団法人・公益財団法人の認定は、内閣総理大臣および都道府県知事が行う。
  • 有識者からなる合議制の委員会が上記行政庁から諮問を受け、公益認定、移行認定、移行認可について答申し、公益法人及び公益目的支出計画を実施中の一般社団法人・一般財団法人の実質的な監督権限を有する。
  • 公益認定の要件(公益法人認定法第5条)は、公益目的事業支出が全支出の50%以上であることなど17項目。ほかに同法6条に欠格事由あり。「公益目的事業」の定義は、同法別表の23事業に該当し、なおかつ、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するもの(同法2条)。
  • 不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与するものとして認定するための目安として、「公益目的事業のチェックポイントについて」が参照される。
  • 「公益目的事業のチェックポイントについて」を含む「公益認定等に関する運用について(公益認定等ガイドライン)」が行政手続法第5条で義務づけられた審査基準として、内閣府及びすべての都道府県で公示されている。
  • 特例民法法人の移行審査に際しての審査基準としては、公益認定等ガイドラインの他に、「移行認定又は移行認可の申請に当たって定款の変更の案を作成するに際し特に留意すべき事項について」がある。(一般社団法人・一般財団法人を新設する際には、定款の審査は公証人と登記所が行う。)
  • 公益目的事業については、公益法人認定法第5条第6号及び第14条の定め(公益目的事業の収入)から、「赤字事業でなければ認定されない」という誤解があるが、必ず(経常収益)−(経常費用)がマイナスでなければならないということはなく、赤字事業でなければ認定されないという認識は誤りである。
ここではおそらく「公益目的事業のチェックポイントについて」が重要なのだと思われます。原文はこちら。
https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/common/index.do?contentsKind=120&gyouseiNo=00&contentsNo=00201&syousaiUp=1&procNo=contentsdisp&renNo=1&contentsType=02&houjinSerNo=&oshiraseNo=&bunNo=1120009647&meiNo=1120008580&seiriNo=undefined&edaNo=undefined&iinkaiNo=undefined&topFlg=0

このいくつかのチェックポイント、どれを見てもボーイスカウト日本連盟の事業は微妙にずれる。ストレートにあたるところを見つけるのは難しい。いや、私自身が見れば「これヒットじゃね?」と思うことはいくつもあるのですが、ボーイスカウトを知らない人が書類から判断したら、こりゃ確実にずれる。

そう思っていたら、内閣府の公益法人行政統合情報サイト「公益法人information」に公益財団法人ボーイスカウト日本連盟に関する情報が掲載されていました。
https://www.koeki-info.go.jp/pictis_portal/common/index.do?contentsKind=120&gyouseiNo=00&contentsNo=00015&syousaiUp=0&procNo=contentsdisp&renNo=1&contentsType=02&houjinSerNo=5000001974&oshiraseNo=&bunNo=1120048241&meiNo=1120046104&seiriNo=undefined&edaNo=undefined&iinkaiNo=undefined&topFlg=0

ここを見ると、公益財団法人ボーイスカウト日本連盟の場合、公益事業として
(1)ボーイスカウト運動の教育計画の策定及び運営
(2)ボーイスカウト運動の普及及び広報
(3)指導者の養成
(4)国際相互理解の促進及び国際協力
が認定されています。

そんでもって収益事業等として
(A)スカウト関連事業
(B)傷害共済制度事業
(C)加盟登録事業
(D)賠償責任保険事業
と 書いてあることに気がつきました。

公益認定の条件として「公益目的事業支出が全支出の50%以上であること」があるわけですから、上記 1+2+3+4の事業支出がA+B+C+Dの事業支出を上回る必要がある。A,B,C,Dの支出はよーく考えると、結構な金額になると思いませんか?なんといっても、今の日本のボーイスカウトの場合、1,2,3,4の公益事業は一歩間違うと「できるだけお金をかけない」方がいいようなイメージすらあると考えています。

そうすると、現在の公益財団法人認定制度上では、加盟員制度を取るボーイスカウトは公益財団法人認定を受けるのはすごく不利であることが何となく理解できます。非本来事業(「収益事業等」)の利益の100%まで非課税の公益目的事業への「みなし寄附」が可能であるらしいのですが、それを考えても 1+2+3+4の事業支出よりもA+B+C+Dの事業支出の方が大きそうに感じます。

この「公益事業認定」の条件を考えていくと、スカウト関連事業に含まれると思われる「需品販売事業」については、公益財団法人の枠から外し、株式会社化してしまえば「公益目的事業支出が全支出の50%以上であること」の規準のクリアが楽になるはずという話になったのではないかと想定できます。

加えて、この制度を見ていくと、連盟本部ビル移転もなんとなーく推察できます。ビルの位置からすると、ボーイスカウトが最も弱い広報機能である3とかの事 業に力を入れるため、事業費としてもここにビル利用経費を割り振ることができそうな気がしてきます。移転の理由の中にも「スカウティングミュージアム」な んて記述があったように思える。そうだとしたら、とても戦略的な移転だったと見ることができるかもしれません。

ちなみに、課税対象等について。非本来事業(「収益事業等」)の(法人税法上の)収益事業について課税し、本来事業(「公益目的事業」)については、収益事業34業種にあたっても、非課税。税率は30%。ただし、所得額800万円までは22%。(この税率は、一般民間法人(いわゆる株式会社とか)の税率と一緒です)

で、ここまで考えてくると、じゃあ、公益認定が本当に必要なの?といった点と「公益認定を受ける」って言う点について疑問が湧いてきます。

まず、公益認定が必要でないか、といわれれば「あった方がいいに決まっている」と言わざるを得ないでしょう。だって、ボーイスカウトはよき社会人を育てるわけで、それはすなわち公益につながるはずだとボーイスカウト関係者は考えているはずだし、これまでだって同じように特定公益増進法人の認定を受けていたから非課税部分が多かったわけだし・・・。

じゃ、公益認定を受けることの利点って何なのよ?
幸か不幸か、現在の公益法人制度で言っている公益とは「みんなが財団法人格を取ることはOK。そうすると公益性は税制で確保される」という考え方のもと、「第三者機関で公益性を判断し、その法人には税制上の優遇措置を付与します」ということらしい。つまり、もちろん事業の内容は第三者機関で審査されるんだけど、それ以前に公益であることの利点は「税制上の優遇措置」であるわけです。なんかしょっぱいけど、これが現実。

結局、「税制上の優遇措置」を受けるために公益認定を受けているということがなんとなーく見えてきました。
「税制優遇」っていうのは、「行政がその活動は公益であると認定するから、本来の課税額を緩和します。その分有効活用してね」という制度。ある意味補助金と同じ。ボーイスカウト日本連盟は公益財団法人という「お墨付き」を貰っているわけですから、それをしっかり活用していかなくちゃいけないわけですね。
「公益目的事業のチェックポイントについて」がストレートに当たっていれば、もしかしたら、ボーイスカウト日本連盟の「公益認定」はもっと簡単だったのかもしれないなあとか思ったりもしちゃいました。

posted by 黒澤岳博 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

OBとの連携の必要性

先日、地区の団委員長懇談会に団委員長の代理として出席しました。

その際に、ある団の方から「スカウトのOBとはどのような連携をとっているか」といった質問があり、各団の状況について報告がありました。

うちの団は「年末かがり火奉仕」に20代から30代のOBが遊びに来るのが何となく伝統となっており、毎年数人顔を出してくれます。また、私自身もそうですが、保護者として子供を自団のスカウトにしている指導者が数名います。

こういうつながり、とっても重要だし、スカウト経験のある人なら、子供をスカウトにしたいと思うはず。

で、気がついたら、アメリカ連盟はもうやっていました。
http://www.scoutingfriends.org/site/apps/custom/bsa/find_2.asp?c=jhKOIVPBIqE&b=4277369&SRC=ET&ET_CID=ET_alumni_091809&Page=Boy+Scouts+of+America%3a+Scouting+Alumni+%26+Friends&ET_RID={AB390CAF-7719-4350-96DD-A3199045F400}

うーん、こういう組織的なPR、アメリカ連盟は素早いですよね。アイデアをどんどん実行していく感じ、うらやましいです。

posted by 黒澤岳博 at 10:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

大会運営と「怪文書」

9月13日(日)、埼玉県滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園で、第9回埼玉カブラリーが開催されました。本当は5月に実施予定だったのですが、このときは大雨のため中止。夏休み明けのリベンジ大会という位置づけでした。

私は昨年7月に大会準備委員に委嘱され、実行委員会設置後は活動本部長という大役をいただき、大会のプログラム全体をとりまとめる役割を担当しました。いや、正直悩みました。だって、活動本部の皆さんは全員年上だと思うし、指導者経験も長い方々ばかりだし、地区でも副コミなどの要職で活躍なさっている方々ですから、その皆さんの意見をどうやってとりまとめていけばいいか・・・。

まあ、終わってみれば、「どのような大会にすればカブスカウトが楽しいか」様々な議論をさせていただきましたし、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。もちろん「納得がいかねえ!」「この方がいいじゃん!」と思うことも多々あったわけですが、それらも含めて、準備委員・実行委員の皆さんとしっかりとした議論をさせていただき、それなりに納得のいく準備をさせていただきました。

プログラム実施方針さえ決めてしまえば、あとは各行事の部長さんが決定・準備していくわけですので、最初の議論が終われば、私の仕事はほぼ終了。当日までは微妙な調整程度。前日準備・当日の問題がほぼなかったので、設営・撤営作業のお手伝いをする以外は、デジカメで記録をとる程度の業務でした。

当日は、県内の指導者の皆さんの多大なるご協力により、県内各地から集まってくれたカブスカウト諸君が楽しい時間を過ごしてくれたと確信しています。

しかーし、気に入らないことがいくつか。

いや、大会運営や参加したスカウト・指導者の皆さんに対してではありません。

「匿名の誰か」に対してです。

今回は活動本部長ということだったので、事務局に送られてくる様々なカブラリー情報を見ることができる立場でした。来るんですね「怪文書」。

「インフルエンザがはやっているのに中止しないのはなぜか」といった内容でした。それを、匿名で脅迫めいて送ってくるのはいったいなぜ??というのが理解できませんでした。

確かにインフルエンザははやっていました。データを見るとこんな感じ。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A04/BA30/eiken/surveillance/srv.htm

だけど、だからといって、その参加の判断をどうするかはそれぞれ個々人がやるべきこと。団として参加しなかったところも多いし、保護者が参加させなかったということもあるでしょう。

そんなことを考えずに、匿名で「大会全体を中止しろ」といった文章を送りつけてくる神経が許せない。

いやあ、頭に来ました。クールダウンするためにも、自分が匿名で送るような立場になって考えてみました。

匿名でこんなことを言って、どんなメリットがあるのだろう???

そもそもスカウトのことを考えたのなら、匿名の必要が考えられない!!!

自分さえ満足すればそれでいいのか???

どんなに考えても、そんな「卑劣な」やつがスカウト関係者として存在していること自体が納得できない!!!

この匿名の相手が指導者・団運営者ならば、きちんと納得するまで議論することも可能だし、保護者なら「匿名で投書をしてまで大会を中止させて、こどもをボーイスカウトに入れる意味はいったい何?」と疑問を感じます。匿名なので、誰だかはわからないわけですが、全く理解できない感覚でした。

で、同様の例を、メールマガジンで見つけちゃいました。

自民党が撒いた「怪文書」に見る自民党の質的劣化
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20090914/181079/

結果、「ボーイスカウト組織の劣化」にもつながるのでしょうかね・・・。

先日、ダイム19号(2009.10.9日号)を読んでいたのですが、その23ページで、Google製品企画本部長徳生健太郎氏は、「なぜGoogleはオープンソース戦略なのか」という質問に対する答えを読んで、なんだかとても心にしみました。

「オープンな環境が広がれば、業界や旧態依然としたところの摩擦や瓦礫は取り払われ正論が通るはず。そうすれば製品の良さ、技術力、ユーザーの好き嫌いで物事が決まるからヘルシーですよね。そうなれば僕たちの得意とする技術を用いてユーザー主体で勝負ができる。また、様々な良いものの波が押し寄せてくれば、僕たちも勝負を強いられる。生き残れなかったら力がないということです。」

社会貢献とか社会起業とかがはやって、地域で活動しているボーイスカウトなんかはその最前線で活躍しているはずだというのに。

http://diamond.jp/series/social_consumer/

このていたらく、なんだかなあ・・・。

posted by 黒澤岳博 at 23:15| Comment(1) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月31日

寄付に関する課題を考えるビデオ

ファンドレイジング協会の設立シンポジウムに行って以来、寄付とかファンドレイズとかに興味を持っています。

設立総会の様子はこちら。寄付文化革命、始まる?

だって、ボーイスカウトはとても地元密着の運営(経営)をしており、現在の寄付文化からしたらものすごく優秀な存在だと思うんです。格段が得ている純粋な寄付(保護者からの育成会費ではないもの)を足しあげたら、ものすごい金額になるのではないかhttp://app.blog.livedoor.jp/npomgt/tb.cgi/50117247と思うのです。

そんでもって、そのときに知った「ファンドレイザーを元気にするマガジン ファンドレイジング道場〜黒帯への道」というメールマガジンを拝見しております。

これを発行するファンドレックスのサイトはこちら。
http://www.fundrex.co.jp/

ブログはこちら。
http://dojo.livedoor.biz/

で、最新のメールマガジンで、下記の動画の存在が書いてあることを知りました。

[動画]根付くか? 寄付で資金調達
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/o1_181.html

どこかのメールマガジンでこの放映を知り、先日テレビ東京夜11時から放送のワールドビジネスサテライトの番組で後半を見ていたのですが、この動画で全放映を見ることができました。

格段でやっている「寄付の依頼」を考えると、もっとうまい方法があるかもしれないと感じた、示唆に富んだ情報でした。

posted by 黒澤岳博 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月19日

寄付文化革命、始まる?

昨日は仕事を休んで、東京都渋谷区の国連大学に行ってきました。

目的は「日本ファンドレイジング協会設立記念シンポジウム」への参加。実はサイトでちょっと見て、設立発起人に登録しちゃったりしたもんで、それもふまえて参加しました。
http://blog.canpan.info/jfa/

ボーイスカウトでは、各団の育成会が寄付を募り活動費を確保するわけですが、そのノウハウってあんまりまとめられていませんよね。

埼玉県連60周年の昨年、県内全体でユニセフ募金を行うことになっていました。先日、埼玉県連理事会で報告があり、最終的に75こ団が参加し、220万円の募金をスカウト達が集めてくれました。ユニセフから送られてきた資料を見ていると、「こんな言葉を使ってください」とか「小学生の場合、声かけをするときにはこんなことを説明してください」なんてことが書いてあったんです。

つまり、募金をお願いしたり、寄付をお願いしたりする際のノウハウ、実はボーイスカウトもまとめていけば結構持っているんじゃないかと感じていたんです。そこで、今回の協会設立記念シンポジウムでしたので、興味津々で参加してきたというわけです。

まずは世界最大のファンドレイジング協会である米国・AFPの代表、ポーレット・マエハラさん。「世界のファンドレイジングの潮流、そして日本への期待」と題した特別基調講演。以下は黒澤のメモです。本当にメモなので、わからないことがあるかもしれませんがご了承ください。

NPO、NGOの仕事をしていると「がんばってください」と言ってくれる人がいる。しかし、その人よりも自分たちの仕事に対し、1000円を寄付してくれる人が本当に仕事を理解してくれている人です。

私は暇があればお礼状を書いている。感謝を示すことが大切である。

寄付をお願いする2つの黄金ルール
 1 まずは頼んでみること
 2 感謝を示すこと(ありがとうということ)

フィランソロフィーは価値観の表現。
私たちがもっとも大切にするものをどう表現するか?

人は「何か世界を変えたい」と思って寄付をする

ファンドレイザー(寄付をお願いする人)はお金を集めるのではない。

ニーズを持っているのは人、そのニーズを満たすために成果を重視する

お金をどんな人が必要としているのかを明確化する

●基本戦略
寄付者の定着をはかる
寄付者の維持を図る
寄付者のフォローをす売る

●人は皆ネットワークを持っている
すでに持っているネットワークを活用する
理事のネットワークを活用する

NPOのCEOの仕事の6割は「お金をください」と言い続けること。
大学の学長98%は「資金集め」に力を入れたいと考えている。

●研修・訓練
最新ファンドレイジング技術を確認しておく
他のNPOがいっぱいある。他のNPOとの競争が必要
他のNPOから成功例、失敗例を学ぶ

どのようにつかっているのか、コミュニケーションを続ける。ブログで報告、メールを送るなど

そんでもって、そのあとに行われた「寄付文化の革新に向けて」をテーマとしたトークセッションのメモ。鵜尾雅隆氏(ファンドレックス代表取締役)をコーディネーターにマエハラ代表、片山信彦氏(ワールドビジョンジャパン常務理事/事務局長)、渋澤健氏(シブサワ・アンド・カンパニー代表取締役) 、小河光治氏(あしなが育英会理事、神戸レインボーハウス館長)の皆さんでトークしてくださいました。

<片山>
●ミッションを明確に持つ
現地でやる事業のための手段
団体のミッションの一つとしての位置づけ
ミッションにファンドレイジングが入っている
団体全体でファンドレイジングを取り組んでいく
チャンスがあれば団体全体でファンドレイジングしていく
取り組み、問題を共有/喜びも共有

●変革・トランスフォーメーション
ファンドレイジングはプロセス
変革のプロセスをみていくことが重要
支援者がどのように変わっていくか、変えていくかを考えるプロセス

●チャレンジ
・世界的な不況
→当たり前に思っていたことを見直す、イノベーションの時
経費の節減、質の向上などを考えるチャンス

・希望を持ち続けよう
ワールドビジョンでは、2ヶ月で6000人の支援者を確保するチャレンジ→結果5908人


<渋澤>
●寄付はキャッチボール
投げて、投げ返してもらえないと終わってしまう

<小河>
●あしなが育英会の紹介
被害者立
被害者が運動を継続、発展
恩返し運動 恩をさらに前に返していく(pay forward)

庶民立、若者立
募金などの寄付のみ、22億9千万円 
募金年間3億4千万円 
あしながさん2万7千人9億8千万円
お礼として、あしながさんに高校生が肉筆の年賀状をおくる

マスメディア立
マスメディア効果が大きい。有料広告ゼロ
社会の問題とどうリンクさせるかを考え、発表する
ローカルの報道が効果がある(報道もローカル化)

<マエハラ>
●インフラの構築、研修
使命のために使う× 持続可能な組織のため投資が必要
研修、開発は重要
研修→経験のある仲間から学んでいく

管理コストを考えていく
→コストがかかることをドナー教育していく必要

●メディアとファンドレイジング
透明性を持って、オープンに
積極的に情報を共有すること
信頼できる情報源になる

<渋澤>
どうしたら、経済界から寄付を得られるか
●共通言語がない
数字で、ソーシャルリターンを示せるようにする


<小河>
近江商人「売り手よし、買い手よし、世間よし」=WIN−WIN−WINになることを考えよう。

なんかとっても勉強になりました。今回得たものを育成会関連で活用していきたいと思います。

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2008年11月06日

地区行事に関する視点

前回の「メールマガジンから」で紹介した「臨時 vol 153 「医療に対する「当たり前」感を駆逐するために」の論文で、次のような記述がありました。

どうやって「当たり前」感を払拭し、信頼を再構築するか

では、どうするか。そのためのポイントは、3つあります。

 まず、ひとつ。信頼関係を持つ対象を「患者と医師」という診療室内の視点から、「社会と医療」という視点に広げて考える必要があります。要するに一般の人を相手にすべき、ということです。

そんな記事を読みながら、「班長集合訓練への提言」の記事を拝見し、コメントもしてきました。

いや、別に地区の行事がスカウトのためにならないことを目的にしているなんてことは思っていません。だけど、考えていくと、私の中では下記のような結論になっていきました。

隊長は「自隊」のスカウトに対し指導をするべきだと思うのですが、他隊のスカウトに指導するのはどうなんだろう?と私は考えています。

おそらくこの構造は「班長と班員」と同じでいいのだと思います。私たちは、班長に対し「自班の班員を指導しろ」といいますが、「隣の班の班員も指導しろ」とは言わないはずです。

隊指導者もこれと一緒で「他の隊のスカウトを指導するのはあるべき姿ではない」のだと思います。コミッショナーはその意味で「調整者」なのだろうと思っています。コミッショナーは団委員長同様、スカウトの指導に直接手を出してはいけないのだと定められているはずです。

そうすると、コミッショナーを中心とした「地区」という組織も、直接スカウトの指導に手を出してはいけないのではないかと私は考えています。

地区の事業で「スカウトを指導」すると、それは「スカウトを直接知らない」のに、「ボーイスカウトはこのようなことをしているはずだ」という見込みでものごとを実施してしまうのではないかと思うのです。

たとえば地区での事業では「班長はこのくらいのことを知っているはずだ」という見込みから、「あるべき姿」を「想定」して事業を行う。でも、隊集会なら、そんなことしなくてもいいはず。なぜなら、それは隊指導者がそれぞれのスカウトを見ながら隊の中で行われていくものだから。

一人一人のスカウトをよく知っている隊長ならば、そのスカウトの足りないところ、補うべきところ、班の特性を考えながら指導していくことが可能だと思うのです。が、地区の事業は、一人一人がどういうスカウトかなんてことは全く意識せず、「事業」を「運営する」という視点から実施されていきます。すでに大人の事情のみの視点です。

したがって、どんな場合でも地区事業は全てのニーズを満たすことはできないし、スカウトはそれなりのストレスを感じることになるのではないでしょうか。

本来のスカウティングは「隊」だけを意識しています。B−Pは「隊(32人)以上が同じプログラムに参加するのは好ましくない」と書いていたはずです(どこだか忘れちゃいましたが)。この話は「ジャンボリーでこんなに集まっていいのか」という文脈の中での記述だったとも記憶しています。その意味でスカウティングは「個性教育」だったはずです。

本来はそういう構造になっているにもかかわらず、地区で事業を行っている現在のやり方が、もしかしたら「スカウトが中心であるはずのスカウティング」からの乖離を生んでいるのかもしれないと私は感じ始めています。

地区というボーイスカウト内の組織が活発に活動すると、結局「ボーイスカウトの内部化」が進み、「社会の中に存在するボーイスカウト運動」という視点が軽視されてしまい、結果として、社会とのつながりが希薄になっていく。なんだかこう思えてしまったのです。

考えたら、私がスカウトだった頃(=加盟員がピークに至るまでの拡大局面)、地区のスカウトを集めて行う行事って、あんまりなかったように思えています。

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2007年02月14日

インターンシップ募集はどうだろう?

海外ボランティア旅行専門のサイトがあるんですね。このブログの右側下にある、googoleの広告で見つけました。そして、その中で、アメリカ赤十字の紹介がありました。
http://www.banzai-international.com/ngo_us1.html

やっていることは、

★主な活動内容(オフィス・ワーク)
ファイル整理、コピー、郵便物発送準備、電話応対、イベントサポート、データ入力など。

え? わざわざ金払って海外に行って、この手の作業をやってくる人がいるの?
それ自体が結構驚きなんだけど、もしニーズがあるんだったら、こういうのを、日本連盟も受け入れたらいかがでしょうか?
 
事務局内の業務を「パッケージ化」しておいて、初めての人でも説明できるような体制を整えておく。自分たちの仕事の整理にもなるし、作業を依頼できるわけだし。ローバーで「やってみたい人」を募集してもいいはず。
 
たとえば、研究集会の受付・冊子販売業務なんかは、まさにこの一つだと思います。いつも、その日に誰かにお願いしちゃったりします。販売業務だから特に判断必要ないし、「領収書欲しい人には、これで作ってあげて」と書類とゴム印を渡します。
 
このぐらいの考え方の転換、ボーイスカウト日本連盟もそろそろ始めてもいいのではないかと、このページを見て感じました。
posted by 黒澤岳博 at 23:06| Comment(8) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

「ウェブ2.0」を活用して、スカウティングを活性化する

もっとリアルに活用できる「ウェブ2.0」と言う記事を拝見しました。
 
まさに「インターネット」を利用することで、通信コストを大幅に削減できるわけだし、それにより「多様なニーズ」に対応することができるはずです。これまででは、細かな連絡ができなかったために「一律」のサービスだったわけですが、細かな連絡を取ることができるのなら、多様性に対応することは可能なはず。
 
たとえば、やっと「スカウティング」誌に読者の声欄ができましたが、これだって「サイトで声を集めて」というのが今の出版業界のトレンドなはず。もっと、スカウト・指導者の声を取り上げることは可能なんじゃないでしょうか。少年ジャンプじゃないけど、「記事に対する投票」をしていくことだって、オンライン上なら集計までは大したことじゃないはず。
 
また、正直な話、もう「メールを使えない」って人は、全国組織の運営に参加しちゃっていたら、ダメなんじゃないかとさえ考えています。いや、参加してもいいけど、その場合は通信コストを組織側ではなくて、その人が負担するくらいにしないと運営に関するコストに理解を得られないと思います。
 
メールなどのシステムを使って「日本連盟が直接提供するサービス」と「県連・地区を経由するサービス」という形で分け、それぞれ各隊長が選択するような形で運営することが可能なものもあると思っています。

たとえば、実際に世界ジャンボリーはそのような形で運営されているように思えます。以前泣ける・・・、世界ジャンボリーに対する対応でとりあげた、世界ジャンボリーのサイト。http://eng.thejamboree.org/
すでに、プログラムについての詳細が提供されているわけですが、見方を変えるととても重要な位置づけに思えてなりません。
 
これまでは、ジャンボリーの情報は「各国連盟」を通じて行っていました。だから、情報が派遣隊長に届くまでにとても長い時間がかかったわけです。どころが、今回の世界ジャンボリーでは派遣隊隊長が直接ジャンボリー運営本部の情報を確認することができる。
 
極端な話、運営本部に直接わからないことを聞いちゃうことすらできるのです。
 
世の中の趨勢がここまで来ているのだから、日本のボーイスカウトも対応していかなければならないのでしょう。その意味では「各団」も同じ対応が必要であると考えています。もちろん、各地区、各県連もね(と、自戒をこめて)。
posted by 黒澤岳博 at 22:05| Comment(16) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

ボランティアの募集

昨日、ぬまたさんからお声かけいただき、前京都連盟県コミの井上さんにお会いしてお話させていただく機会がありました。
パトロールリーダーハンドブック作成のご苦労をお伺いしたいというのがきっかけとなり、様々なお話をお伺いでき(そして、その後一緒に飲みに行き)、大変充実した時間を過ごさせていただきました。井上さん、沼田さん、ありがとうございました。

で、井上さんからお伺いした話の中で、まず自分のところでもやらなくてはと思ったのが「Yahooボランティアへの登録」。井上さんの団でYahooボランティアに登録したところ、ボランティアに興味のある大学生がリーダーとして参加するようになったというお話をお聞きしたのです。

そりゃ早速確認してみなくては、ということでチェックしたのがこちら。
http://volunteer.yahoo.co.jp/category/sound_growth_of_children/588604606/
うーん、ナイス。
ものすごくお手軽な情報提供。早速やってみなくては。
埼玉県を見ても、大した情報数ではないので、ボーイスカウトがこぞって登録してしまうというのもありかもしれませんね。
 
と思って、早速入力をしてみたんですけど、一つ問題が・・・。
団本部が個人住宅になっている我が団では、ちょっと書き込みしづらいところがありました。何かいい案がないか考えてみたいと思います。
posted by 黒澤岳博 at 19:45| Comment(6) | TrackBack(1) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月03日

団の「経営」

愛知連盟 平成18年度団委員研修協議会 報告書(2006.06.18)を拝見しました。
http://www.scout-aichi.or.jp/archives/download/060618_report.pdf

6月18日に愛知連盟で開催された団委員長研修協議会の報告で、この当日には200名以上の団委員長・副団委員長が出席されたそうな。

千葉県連市川第3団団委員長・森屋 啓氏の「団経営よもやま話」と言う講演の議事録を読んでいて、とても共感しました。市川3団は7年連続でスカウト増加したということ。

団を「経営する」立場として、

○ 本末転倒の禁止!
BP手法は青少年を育てる為のツールであって目的ではない。ボーイスカウトツールに対する当事者の基本姿勢は“たかがボーイスカウト、されどボーイスカウト”といった客観性が必要である。

との記述があり、まさに同じ意識でいました。ツールであるという意識、「ボーイスカウトをやること」が目的なのではなく、「青少年を育てること」のためにボーイスカウトを道具としていくということ、まさにおっしゃるとおり。

また、経営としての視点が、とても理解しやすい形で書かれていました。とても勉強になりました。

posted by 黒澤岳博 at 17:31| Comment(7) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月08日

組織と生産性

「Googleはオープンソース組織を内部に持つ営利企業」という記事を拝見しました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060902/247043/?ST=oss&P=1

この記事を読んでいくと、冒頭に次のような記述があります。

「強制する装置を一切持たないにもかかわらず,オープンソース組織はきわめて高い生産性を達成している。Googleは営利企業でありながらオープンソース組織を内部に取り込むことで技術者の力を最大限に引き出している」

「固い組織」の中の「オープンソース組織」。なんか、ボーイスカウト組織の中でうまく活動ができている団をイメージしちゃったんですけど、いかがでしょう?

同じような記事を、フリーウェアとボーイスカウトでも紹介していますが、やはり、googleを中心とした「WEB2.0」と呼ばれる波は、私たちボーイスカウトのような「運動」に近い構造なのだと感じています。だったら、そのような構造をさっさとパクって、よりよい方向を見いだしていく必要があると感じています。

posted by 黒澤岳博 at 22:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

日本の最大の弱点

読売ウィークリーに「ボーイスカウト」に関する記事が掲載されています」のコメントで、組織運営について考えているとき、大前研一さんの「日本の最大の弱点」という記事を拝見しました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061212/255839/?ST=biz_shinzui

この記事の冒頭に、大前さんは次の通りおっしゃっています。

日本にまつわる数々の問題が指摘されて久しい。改革しようという声もかねてより聞かれるが,まるで何も変わらない。私に言わせれば,日本の最大の弱点は「論理思考に基づいた建設的な議論ができないこと」である。

 問題を論理的に分析していないから,解くべき問題の設定からして間違っていることが少なくない。

そしてまた、このようにもおっしゃっています。

私はそれ以前の問題として,事実に基づく分析力と論理的思考能力,この二点に関する能力開発が不十分だと思っている。

うむむむむー。記事を読めば読むほど、問題意識は近い。対象が、大前さんは日本で、私がボーイスカウトなだけ(うーん、我ながら大きく出すぎているような気はするが)。

きっとボーイスカウトが育てなければいけない青少年には、まさに大前氏おっしゃるところの「事実に基づく分析力と論理的思考能力」が最も重要なはず。自然体験だとか、グループワークだとかは、まさにそのものずばりのような気もします。しかし、組織はそこに気づかないままとなっている可能性があるわけで・・・。

posted by 黒澤岳博 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月24日

ボーイスカウトにおけるskypeの公的利用

世界スカウト機構(WOSM)のサイトを見ていたら、回覧(circulars)のリストを見ることができることに気づきました。まあ、日連の事務局ニュースみたいなもんなんでしょうね。
http://www.scout.org/en/information_events/resource_centre/circulars/2006

で、その中で、「The Educatinal Methods Commitee(EMC)」というものがあるのに気づきました。
http://www.scout.org/en/content/download/4878/49000/file/C0633EMC_e.pdf

「教育手法検討委員会」って言うところなんでしょうか?内容としては「スカウト向けプログラムや成人資源(アダルトリソース)」について考えると言うことらしいです。メンバーを見ていたら、中野まり国際委員さんが入っていました。EMCでの議論が日本でもうまく活用されるよう期待したいところです。

で、私が注目したのは、実はその連絡方法。

「この委員会では、公式に会うのは年に1回とし、その間、電子メール、電話会議、skypeを利用して連携する」というのが、「明記」されているんです。skypeが入っているのが、衝撃的。

確かに、離れた土地(日本、アイルランド、オーストラリア、セネガル、ポルトガルなどなど)に住むメンバーが連絡を取るとなると、連絡は大変。安価でファイルの添付もできる電子メールは有力であることは理解しつつ、skypeまでがその選択肢に入ったことは「ああ、IT技術を有効利用しているなあ」と感じました。

また、できることなら、この話と同じようなことを是非日本連盟でも実践してほしいなと感じました。「世界規模」でのミーティングが、IT技術を利用すれば「年1回」で済むならば、国内での会議もそれで何とかできるはず。そうすれば、「旅費」をかけずに済むわけですから、多くの人が会議・意見交換に参加できるのではないか、と感じたのです。正しいIT技術の使い方だと思っちゃったりしました。

posted by 黒澤岳博 at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

登録加盟員管理の外部化・自動化

そろそろ登録の準備が始まるんじゃないでしょうか?埼玉県連も例年どおりなら、1月半ばに登録説明会を開催予定です。

で、登録に関する業務って、各団一人が1時間作業したとして、埼玉県連盟150団で、150時間人。いい大人が作業するわけですから、時給2000円は下るまい。2000円×150時間人=30万円。単純に各団での作業をするだけでこの値段。

こんなサイトが出来ています。
http://www.pac.ne.jp/service/mmb/index.html

いくらかかるかわかんないけど、これ利用しちゃった方が安くないですかね?

実はこのサイト、学会の運営をやっているんですね。事務局作業担当。少なくとも、事務局作業のうち、一部を「委託」することは可能だと思ったりして。
http://www.pac.ne.jp/index.asp

posted by 黒澤岳博 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

ボーイスカウトと著作権

「宣伝、広報、メディアに携わる人のためのデジタルマガジン」と題するPATIOTALKというブログで、次のような記事を記事を拝見しました。

http://patiotalk.jp/archives/03_media/200610/31_001428.php

googleのニュースでは見ていたのですが、何を意味しているのかあんまりよくわかってなかったんですよね。こういうことなのか。

この事例を見ると、アメリカではボーイスカウトが「教育運動」として位置づけられているというのがはっきりわかりますね。日本でもこのような事例がもっと増えてもいいはず。

日本ではボーイスカウトは「何の運動」ととらえられているのだろう?「趣味の集団」ととらえられている気がしてなりません・・・。

posted by 黒澤岳博 at 16:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 組織運営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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