2007年05月30日

ローバーの全国組織って、何するんだろう???

>sokoさん

ごめん、ながーくコメントしちゃいます。
sokoさんには申し訳ないけど、私は全国組織というものが機能しないと感じています。
前の記事でローバーについて触れなかったのも、実は「作ってもきっと自団のローバーには大した意味が感じられない」と思っているからです。

理由として、次のようなものが思いつきました。

●1 多県連にわたる海外「派遣」は基本的にはない

sokoさんがあげている他県連にわたるローバーの海外派遣の例は、PAX4hyper以外に想定できないです。なぜなら、「派遣」 は各団・各地区・県連で行くものだから。だから「派遣(=代表として海外に送られる)」なんです。通常多県連の場合、それはそもそも 「日本連盟派遣団」なのだと思います。

これまでの定義だと「派遣」は「組織を代表して海外に行く」わけで、「自分たちで海外に行く。代表として認めてくれ」 というのは派遣ではないと思います。

sokoさんたちがずいぶん苦労している過程は、外から注目してみていたのですが、pax4hyperでやろうとしていたことは、 全国組織的に見ても「派遣」じゃない。
そもそもpax4hyperがボーイスカウト組織内の「単位」として成立していないのだし・・・。結局、 ボーイスカウト組織的には各ローバー・スカウト指導者の自主的な活動としての「海外旅行」なのだと思います。

だから、それを派遣としてとらえてもらおうということ自体が、制度利用上無理があったんだと理解しています。

で、その解決方法は、海外に行くときの認証方法で「海外旅行」の項目をもっと柔軟に運用できるようにすればいいだけ。 「ローバーの全国組織」を創設すれば解決するというものでもないし、現状を見ても、この「柔軟な運用」は余り活用されないと思います。 そんな形で海外に行こうとする人、あんまりいないから。

だって、自分たちで決めた旅行先に行くのに「自分は日本の代表だ」と行っていくのは無理があるでしょ?
招待があったり、代表としての組織の意志決定があって初めて「派遣」になるのだと思っています。そして、だからこそ、 派遣の意味があるのだと思います。そうすると、手続きが煩雑であることは、どうしようもない話なのだと思います。


●2 そもそも全国規模で活動するローバーがそんなにいない

 これまでは全国規模の活動の母体として、大学ローバーや会社ローバーが想定されていました。つまり「別途団を作る」。全国各地から、 大学や会社に集まったローバーが団登録をして活動していました。
 これにより、これまでは「団としての共同意識」を確保しつつ、組織登録上の問題をクリアしてきました。

昨年度のモンゴルプロジェクトでは「新宿2団(=早稲田ローバー)の事業に他団のスカウトが参加した」 という形式をとっていましたよね。結局「多県連の混成集団」として認められている大学ローバーと同等の「目的別の団」 のようなものが認められちゃえばクリアできちゃったお話です。

そうすると、別に全国組織なんてものは必要ない。活動ごとにアドホック集団を形成し、登録して行けばいいだけの話です。 団登録制度の改正で済む話。それも、大学ローバーや会社ローバー、地域ローバーの発団が認められているのだから、「登録します」と言って、 地域で認められれば改正すら必要なし。

で、全国組織で活動するローバーって、いったい何をするんだろう?
全国組織であるメリットは「全国組織で活動がオーソライズされている」と言うこと以外にはないわけだから、会長等役員が「組織を代表して」 何かの会議に出席することはメリットであるとして、それ以外のローバーには明確なメリットはないように思えています。

だって、結局全国組織にオーソライズされないと地元のローバーも「全国組織の活動」として認められないわけだから、 手続きとしては結局同じ。むしろ「地元の団にオーソライズされる」手続きの方が簡単(「よろしくお願いします」 と隊長や団委員長にお願いに行けばいいだけ)。

活動の活性化をねらうのだったら、全国組織を作るよりも、むしろできるだけ多くの「判断材料」 がローバーに提供されることの方が重要で、それぞれの事業に参加する判断をローバーにしてもらうことが必要なのだと思います。


●3 全国組織ができることによるメリット・デメリット換算

全国組織によるメリットを享受できるのはいったい誰なんだろう???
で、そのメリットって何なんだろう???

でっかい組織を作れば作るほど、その運用は大変になってきます。インターネットなどでこれだけ情報の共有が可能になってきたら、 組織よりもむしろ「情報共有による活動の活性化」の方が重要だと思います。

全国的な組織運営を意識した段階で、木っ端役人な私には次のような細かな疑問がわき起こってきます。

・全国組織を維持するために、事務局費の中の交通費が使われるのはどうだろう?
・登録は? 一人一人が書類を書くことになるのだろうか?
・登録したスカウトに対し、連絡を取る郵送料はどうなるのだろう?  はがきを1枚送るのにローバーが1000人いるとそれだけで5万円かかるんだけど・・・。

おまけに、おそらく代表・副代表は調整のために全国を回りまくらないといけないわけで、時間も費用もとんでもないことになる。 そんなの今更意味があるんでしょうか?

と考えていくと、全国規模で活動する「十数人」のために、組織を全国にするということになり、そのセンスが理解できません。 全国で動こうという人間は「情報だけ」行き来すれば「組織となる必要」ないように思えます。


●4 意見の集約が不可能

 全国会議と聞いた瞬間、私には「この情報化社会で、ローバーが今更全国規模で集まって、何を『決めよう』って言うんだ?」 という疑問しかわいてきませんでした。

 意見の集約をすることなく、全国の判断を、一部の人間で決めているのだったら、全国組織自体がナンセンス。じゃあ、 実際に全国のローバーの意見を集約することができるのか?

対象となる地域があまりに広すぎて、ローバーの意見の集約は会議レベルでは無理。 アンケートとるようなことになるんじゃないかなあと感じました。

そのときに全国会議ってどんな意味があるのか、私には理解できませんでした。

むしろローバー各自の判断のために情報提供を活発に行うことが重要で、そのための組織内情報流通の方が重要。全国組織じゃ、 情報共有は進まないと思います。

ユースチャンネルが活性化されれば、意見書き込むやつや書き込むし、アクセスすらしないやつは意見すら出さない。 全国組織はいらないでしょ?と私は感じています。


●5 対外部性について

ローバーが全国組織になったって、組織の事情を知らない外部の方々はぜんぜん意識してませんし、現時点でも「ローバー」で通じます。 というか、そもそもローバーについてわかってないわけだから、言葉として「自分はローバーです」 と名乗ったところでコミュニケーション的には×。相手の立場に全く立っていない発言になってしまいます。

助成等を受ける際にしても「これは全国規模の活動です」と言うことは重要であっても「全国規模の組織がやっています」と言うことは、 今更意味がないでしょう。
小さな規模のNPOが大きな規模の事業をやっていることはごくふつうの現状であることは、言うまでもないところですよね。
ってことで、国内なら問題なし。

じゃあ、海外スカウト組織との連携の際はどうか?

これまで通りで、いいんじゃない?
これまでだって、全国組織がないまま代表が決まり、意見を提出してきたはず。 これまで通りでは全国のローバーの意見が反映されないかもしれないけど、組織を作ったところで上記のとおり組織的な集約が行われないのなら、 結局意見は反映はされません。

毎回代表を決めるために全ローバーが投票するというのはあり得ない時点で、現状通りが実情にあっていると思います。

 

●6 すでにボーイスカウト日本連盟では全国会議は破綻している

全国会議が全国大会になってしまった今、ボーイスカウトの組織において「代議員制ではなく、全体の意見を集約する」手法はありません。

で、「指導者の集まり」でできないことをローバーに求めるのか?そしてその組織の中でローバーは何を決めていくのか???

日本連盟としては「日本連盟の意志決定」のために代議員制が必要なのだと思います。全団委員長が集まって議論したところで、 日本連盟全体の方向性は定まらないだろうし、その議論をまとめることは事実上かなり不可能になってしまうため、 代議員制が必要になるのでしょう。

その分、各県連盟は「独自の連盟」として独立した運営を行っているわけだし、その連盟の中での意志決定のため、 地区委員長が代表理事として理事会に参加し、地区の意見を集約しています。県連総会には団委員長が参加するわけだし。

また、県連盟の中で「代表を誰にするか」といった手続を行っていますので、代表決定の手続きも成立しています。

で、ローバーの全国組織を代議員制にして、どんな意味があるのか?

私には、その意味を理解できません。だいたい、「各地区・各県連のローバーを『代表して』参加するローバー」「各地区・ 各県連のローバーの意見を集約して全国会議に参加することが可能なローバー」と言うのが想定できるのでしょうか?

いわゆる鍋ぶた型の組織を全国的に作るのなら、「それ、どうやって最前線のローバー情報を集約したり、情報を共有したりするの???」 という疑問が起きるし、ピラミッド型の組織を作るのなら、「また県連ごとの代表や地区ごとの代表を決めるの??」という疑問が起きてきます。 結局どれも組織のための組織になっちゃうんじゃないかなと感じます。

手続き上の代表を決定していく過程が面倒であることを痛いほど知っている木っ端役人としては、そんなことローバーにさせて、 手続きのために疲弊していくのを見るのは忍びないと思っています。


●7 結局歴史的に世代を超えられなかった過去を日本のローバーはもっている

各期ローバー会議が各代内で連携をしつつも、世代を超えた連携が難しいというのは、 結局ローバーの実情を語っているのではないかと感じています。また、 ローバー会議から発信した施策は結局有効な形でローバーに広がっていなかったように思えます。 ローバー同士がうまく連携できるようになっていければよかったと思うけど、全国的に見て「ローバー会議の意思が全国ローバーに広まった」 とはいえないでしょう。

少なくとも過去のローバームートやローバー全国大会などのあとの「世代ごとの連携」を考えた場合、 結局個人的なつながりは残っていくけれども、全体としてのつながりを続けることは難しいと判断せざるを得ないのではないかと、 私は考えています。

そうすると、全国会議も結局世代の連携を超えられず、毎回毎回同じ議論を繰り返すことになりゃしないか?それも 「全国会議の運営のための議論」を繰り返してしまうように思えます。

たとえば、私の周りの現状で考えちゃうと、大学ローバーは「世代を超えたつながり」を確保していたりするわけで、そう考えると、 発展性は全国会議よりも大学ローバーのような「アドホック集団」の方が確保できるのではないかと感じています。

よく地区ローバー隊を作り、隊登録するところがあるけど、それも一緒。結局「仲間意識が強い集団」は「地域」や「興味」 が同じじゃないと難しいのだと思います。地域性や興味を飛び越えてひとっくくりに「ローバー」と言ってしまっては無理がある。 そもそもローバーがひとくくりならば、すでに組織なんかなくても、世代を超えてローバーとしての共同体験や、情報共有が存在しているはず。 (私が、現役ローバー諸君に対してシンパシーを感じているのはまさにそのレベルだし、 他大学ローバーOBの皆さんやローバー経験者の皆さんとフランクにお話ができるのも、ローバーであったおかげ)

そんな感情的・精神的なレベルの共通体験を踏まえても、それをかるーく乗り越えるくらい、全国会議は「運営の困難さ」 を持っているように思えます。


● まとめ1

もちろん、ワールドワイドな活動をローバーがやってくれるのは頼もしいし、個人的にもおもしろそうだと思います。 息子にも是非そうなってほしい。息子本人がどう思うかは別として、私はかなりあこがれます。

だけど、すべてのローバーが海外に出て行くことを考えているわけではないし、全国レベルでの活動を望んでいるわけでもない。

と考えていくと、全国会議を設置するよりも、情報伝達経路だけをショートカットできる手段を考えたほうが現実的。問題解決のために 「制度改革」を行うのは、この場合本末転倒。

これまでのローバーが、どれだけ苦労をして全国的なつながりを作ろうとして、結局数年で終わり、 継続的なつながりを構築できずに終わってきたかを見ていると、実体的な動きとして、全国会議が「有効に成立する」とは思えませんでした。


● まとめ2

また、全国組織を作ればsokoさんが提示する問題が解決するとも思えません。

sokoさんが提示した問題は、海外派遣も情報伝達も資金確保も「組織の手続き」の問題でしかなく、 それをpax4hyperでやろうとしたから無理があったというだけの話であると感じます。通常の「団」の海外派遣等を考えれば、 たいした問題じゃありません。すべてごく普通に行われていることです。

派遣員が定数に満たないと言うことも、「派遣」自体に魅力がないという現実があるのではないかとさえ考えています。 そこまでの必然性を感じて活動しているローバーが果たしてどれくらいいるのか。
「派遣を知らなかったから参加できなかった」というローバーが統計的に圧倒的多数を占めるのであれば、それを理由に「全国組織設置」 を考えるのもまあ「あり」かもしれないけど、それが理由だというのなら、ホントにそうかどうかしっかりアンケートや統計を取るなどを行い、 確かめることの方が先だと思う。

「海外」というだけの視点で見てみると、行ける人は旅行でいけるし、いけない人は「派遣費用」を確保するのがすでに大変なのです。

情報共有だけなら、技術的には今すぐにでもできることです。情報も至る所に存在しています。あとは「誰が、どのように発信するか」 を決めるだけの話です。組織を新たに作る必要はないと思います。


● まとめ3

結果として、私はローバーが全国組織である必然性を理解できません。

むしろ、もっと柔軟な形で登録が可能な「団」を発団できるようにしていった方が、アドホック集団を取りまとめられていいと思うし、 もっと実効性があるのではないかと感じています。

例えば、アウトドア用品の生協「REI」では、全会員にはがきを送り、そのはがきによる投票で理事長を決めていました。 その数おそらく数万。日本にいる私にまでその投票用紙が配布されてくるのを見てびっくりしましたが、そこまでする気がなく、 日本的な代議員制で終わらせるのであれば、結局全国のローバーの意見を集約するというのは難しいと思います。

地方公務員だからということでもないのですが、地方分権の重要性がうたわれているこの時代に、中央集権的・中央一元的な手法は 「細かなニーズに合わせた対応」ができなくなり、結局破綻するだけだと感じています。

地域のローバーが「全国組織が必要だ」と意見を盛り上げて始まったというのならともかく、そうじゃないのならば 「組織のために組織を作る」ことになり、私には効果があまり感じられないのでした。

posted by 黒澤岳博 at 21:59| Comment(42) | TrackBack(3) | ローバー活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
黒澤さん、コメントありがとうございます。

仰るとおり、制度を変えなくても解釈を変えるなり運用方法を変えるなりすれば、現行のままでもなんとかなるのかもしれません。けど、「ローバー年代を対象とする全国組織の設立」が実現されたほうが、Pax IV Hyperがやっているような活動はより促進されると思い、いくつか反論いたします。(大前提としてPax IV Hyperがやっているような活動が良いローバー活動だ、とさせてください)

■1について。海外派遣なのか海外旅行なのかという言葉上の定義の話をするならば、Pax IV Hyperの活動は海外活動と呼んで欲しいし、実際に中身もそうなっています。

また、「柔軟に運用」と仰ってますが、この数年間、各県連盟の幹部・コミ等がそうしてくださっていれば問題も発生してなかったのですが、実際には問題だらけ。制度が変わらなければ、運用も変わらないのではないでしょうか、とくにこの団体では。

■2、全国規模に活動するローバーがそんなにいないと仰いますが、じゃあ、地域で活動するローバーはたくさんいるんですか?指導者としてのローバーはいるかもしれないけど、スカウトとしてのローバーは地域には少ないと感じています。

また、全国組織を構築して、ボーイスカウト的エリートを、日本連盟が養成する必要も感じます。地域からも優秀なスカウトは出てくると思いますが、全国から優秀なのを集めて、切磋琢磨させあってこそ、磨かれるスカウトもいると思うのです。

■5、対外部性について。昔バングラ派遣は、リコー株式会社から助成金をいただきました。これは、バングラ派遣が日本連盟の派遣だからできたことであり、おそらくPax IV Hyperではできないことだと思っています。理由は二つ。1、ボーイスカウト日本連盟という冠がない。2、ボーイスカウト日本連盟という法的責任を取れる事務局が無い。全国組織にする=プロフェッショナルがいる事務局の協力を得られるという利点は見過ごせません。

情報伝達・意見集約・全国会議の破綻等は、納得・賛成しました。この全国組織化について、希望者だけそのようにできるようにすればいいのではとも思います。従来の団所属のローバーと、全国所属のローバーがいてもいい(大和武士と呼ばれた、藩拠意識から抜け出し汎武士になった、たとえば新撰組のような位置づけ)。

Posted by soko at 2007年05月31日 00:57
はじめまして。いつもブログは読んでいるだけなのですが、かつて、ローバーであった僕にとっても興味のある話題であったので、簡単にですがコメントさせていただきます。

かつて、90年代後半には「ローバーを活性化するためにローバース会議を作る」ということで、いくつかの県連盟(僕の知っている範囲では、東京・千葉・愛知・富山・兵庫・大阪ぐらいですかね)や地区でもローバース会議が発足をしていましたが、現在いくつの会議が存在し、機能しているでしょうか? ほとんど機能してないのでは?

また、ローバース会議がも雲散霧消し、かつての全国のローバーを代表する組織であったローバースカウト代表者会議も開催されてないですよね。

ひょっとしたら原隊で活動しいれば十分に楽しい、原隊で指導者として活動しいれば十分という人が多数で、全国規模での活動を望んでいるのはごく限られた少数ということかもしれません。

僕は、自分たちの組織を新たに作らなくても、既存の組織で十分満足できるならそれで、いいじゃんと思ってしまいます。ようは持ち家(新しい組織)でなく借家(既存の組織を利用)でもよいのではないかと思うのです。

子供のころに入った団でずーっと登録をしているローバーがほとんどだと思いますから、現状の問題は組織を選べないということでしょうか。

そこで、僕のローバーの全国組織に対する案としては、
(1)ローバーは日本連盟で直接個人登録をする。
(2)個人登録後、自分の活動したい団・グループを選びそこで従登録をする。
(3)(1)・(2)以外として、直個人登録のままでいるか、満足できないときは自分で活動したい組織を作る。
 

と、ざっくりと考えてみました。それでは失礼します。
Posted by まさひろ at 2007年05月31日 01:17
私は自身にスカウト経験がありません。
そのうえ指導者としてもBSでスタートしVSを現在担当している状態で
正規のRSがどのように運用されているかを「実際に」見たこと、体験したことがありません。
もちろん自隊のVSスカウトが上進する際にそなえてそれなりの準備や勉強は自分ですすめてはいますが・・・

そんなRSに関してはズブの素人の甚だ個人的な感想として以下をお読みください。


このRSの全国組織の情報に触れたときに感じたことは
自分のブログだかどなたかの(ぬまたさんのとこだったかな?)ブログにコメントしたか忘れてしまいましたが(ここ2〜3日はあちこちのサイトいったり来たりで分けわかんなくなってます)

1. 「全国」と聞こえはいいのだけど実際にはどうやって運用するのだろうか?

2. 仮に全国組織が成立したとして、そこを部隊に活動しようというスカウトはPAXCHyperかCJKなどの経験者くらいしか現実にはいないのではないか?

3. この組織がRSを原団から切り離すことを意味するのならば地域RSの活動は実質息の根がとまるのではないだろうか。


そしてもうひとつ、PAXの実際がよくわかっていない部外者がこう書くのは非常に失礼なのですが・・・

4. SAJが「自前の」、「SAJ直轄としての」PAX Wを作りたいのではないだろうか?

と思った次第です。

非常に幼稚で稚拙な推測と表現なのですが
SAJもある部分でPAX Wの 先鋭的な活動、OUT GOING な活動をRSの活動として肯定したいと思っている。 けれどそれを実施しているのがSAJとは縦のつながりのない、自主組織がやっていることがどうしてもおもしろくないのではないか、というのがあちこちでPAX Wについて耳にするたびに感じていたことでした。


この件に関しては門外漢ですからピントの外れた
話であればご容赦ください。
Posted by bskurosan at 2007年05月31日 08:52
PAX 4については、ブログを拝見してるだけですが、私はとってもおもしろいと思っています。スカウト活動のひとつの目標として、内外によい影響や刺激を与えているのではないでしょうか。

日本連盟の事業計画の7ページには、「3.国際関係事業の実施」という項目があり、その中にはCJKやバングラ、ネパールだけでなく、「個人による海外派遣」というのもありました。

これを見て、私は日本連盟が、PAX 4が行っているような活動も含め、ローバーの活動をより幅広くサポートし、オーソライズして行きたいのかな、と感じました。

それが「自主的な活動」を支援することにつながれば賛成です。でも、「全国組織化」というのは、それが良いのかは確かに疑問ですね。

いっそ、加盟員全員が参加するSNSみたいなものの方が、情報の共有や交換に威力を発揮すると考えています。


3.国際関係事業の実施
関係国連盟との連携強化を図るとともに参加者が国際協力の重要性を一層深めるために次の国際協力プロジェクトを実施する。また、諸外国連盟スカウト関係者との交流を通じて国際理解・相互理解を深めるため各種の海外派遣・受入事業を実施する。
(1)国際協力プロジェクト
@平成19年度日台韓ローバースカウト協働プロジェクト派遣及び関連会議
A平成19年度アジア太平洋提携プロジェクト(バングラデシュ)派遣
Bネパールプロジェクト派遣
(2)海外各種大会への派遣
@平成19年度韓日フォーラム派遣
A平成19年度フィルモント派遣
B第17回オーストラリアムート派遣
C第18回ニュージーランドジャンボリー派遣
(3)個人による海外派遣
@平成19年度カンデルスティッヒ夏季野営スタッフ派遣
A平成19年度国際キャンプスタッフ計画派遣
B平成19年度スカウト特別海外派遣
C平成19年度スカウトオーストラリア短期留学派遣
(4)海外スカウト受入事業
@海外スカウト受入計画
A日米スカウト交歓(米国スカウト招聘)計画
B日韓スカウト交歓(韓国スカウト招聘)計画
Cオーストラリア留学生受入事業
Posted by ぬまた at 2007年05月31日 12:21
全国大会でこのテーマ別集会に参加しました。
参加者の皆さんはこのテーマに概ね好意的だったと思います。
私も賛成です。黒澤さんの投稿は長すぎて全部読んでいませんが、まさひろさんの
(1)ローバーは日本連盟で直接個人登録をする。
(2)個人登録後、自分の活動したい団・グループを選びそこで従登録をする。
(3)(1)・(2)以外として、直個人登録のままでいるか、満足できないときは自分で活動したい組織を作る。
というのは、とてもいい考えだと思います。
全国大会でも同じような意見が出されていました。

Posted by 越智栄史 at 2007年05月31日 22:47
>sokoさん

黒澤は、ローバー全国組織が「機能しない」というのが前提で考えています。うちのローバーを考えると、組織があっても活用しないと思います。そんなこと、求めてないから。

正直、組織があってもいいんじゃないかなあ。

でも、組織側の設立理由はまさにbskurosanがはっきり言い抜いていることだと思います。

> SAJもある部分でPAX Wの先鋭的な活動、OUT GOING な活動をRSの活動とし
> て肯定したいと思っている。けれどそれを実施しているのがSAJとは縦のつな
> がりのない、自主組織がやっていることがどうしてもおもしろくないのではない
> か、というのがあちこちでPAX Wについて耳にするたびに感じていたことでし
> た。

そして、数年で機能を停止するというのが私の考えです。

ローバース会議を見れば理由は明らか。「リクルート機能」を持っていないからです。結局「一本釣り」をし続けなければならないにもかかわらず、責任を持ってリクルートする人がいない。

地元との連携がとれない時点で、ローバース会議も全国組織も「後輩を連れてくる」ことが難しい。これまでのコミュニケーション環境を断ち切り、新たなコミュニケーションを築かなければならない。そうすると参加するローバーは「自分の
興味」をもとに、反応するしかないわけです。これ、組織つくりゃ、みんなが入ってくるわけではないと思います。

想定されるローバーの全国組織では、どうも全員が入るのではなく、一部の人が入るというものになりそうな意見なんですよね。

もともと「自主的なテーマ別活動」とならざるを得ないのだから、自分たちが活動を終えたらその後輩に対して継続的に影響力を持とうということは余り必要でない。というか、後輩に対して影響力を持とうとするとそれ自体が後輩に対する障害になってしまいかねない。

比較対象として大学ローバーを出したのも、その「愛校心」や「伝統をつなぐ」と言う意味から「現役ローバーをサポートしよう」という意識が高いところが、今回想定される全国組織と違うのではないかと考えているのです。そして、ある程度歴史を経ているので、「サポートの仕方」がいい意味で成立していると考えています。


●海外渡航制度

pax4hyperが海外活動と呼んでほしいのはわかるし、現実そうなっているのはサイトを見ていてもわかるけど、今の日本のボーイスカウトの海外渡航制度の中に「海外活動」というのがない時点で、「全国組織」とは全く別の話です。全国組織を作ったところで、「海外活動」を別途制度設置しない限りは、乗り越えられない問題です。

となると、「柔軟な運用」よりも難しい「海外活動」制度の設立をまず進めていくしかないと思います・・・。


●地域で活動するローバーの再確認

また「地域で活動するローバーがいるのか」という話ですが、います。

そのローバーが「ボーイスカウトに何を求め」、その地域が「ローバーに何を求めているか」をしっかり把握していくと、見えてきます。

現状では、ローバーは「指導者としての活動」を求めているのだと理解しています。だから、指導者として登録するローバーが多いのでしょう。私自身もそうでした。地元の団でも「指導者として活動するローバー」を求めていました。

だって、ボーイスカウトは「教育運動」なんだから、それを求める人が多いに決まっているんです。ある意味当然。「カブの指導者」として参加する女子大学生(=ローバー年代)なんかはその例なのではないでしょうか。ローバーの活動が自由だというのを理解しつつ、「教育活動を求めるローバーが多い」というのも事実なのだと思います。

それを踏まえずに「ローバー活動の自主的活動が少ない」って言うのは、現状で活動しているローバーに対して失礼な気がする。そして、その点を考えずにローバーの活動が少ないというのなら、分析が違うような気がする。

ほかにも、例えば千葉県連盟では県キャンポリーごとに「ローバー村」が設立され、ローバーが一緒に活動するとともに、プログラムの一端を運営するという例があります。

埼玉県連でもカブラリーでは開閉会式をローバーに任せるような試みがあります。

このような地域での活動(特に「ローバーに運営を任せていく活動」)を実施していくことで「ローバーの居場所」が確保できると感じています。

で、スカウト運動自体が「スカウトに任せる」という教育の手法として取り入れられている限り、任されることは楽しいことだし、ローバーが後輩の指導を任されていることは、間違ったことではないはずです。

その先に「より高度な活動」として、おっしゃるところの「ボーイスカウト的エリート」が存在しない限り、ただ単に「高度な活動」でしかなく「手が届かない」としか考えられないと思います。

いずれにしても「中央集権的」な思考は、破綻していきます。中央集権的思考は常にピラミッド構造をなしており、手続きばかりが増え、身近なところでは何も決まらないからです。

より選択肢を増やしていく「地方分権的」思考を進め、身近なところで具体的な方法を決めていかないとだめなんでしょうし、ローバー「スカウト」の活動なのですから、自主性は高めつつも「指導者の介在」ができるようにしておかないと
意味がないと思います。

おそらく、日本連盟が行わなければならないのは「精神的支柱」であって、「具体的な施策」ではないと私は感じています。地域の事情に合わせて具体的な施策を展開できるような自由度を高めていき、「各地でより具体的に地域の実情に合わせた活動」を展開できるように考えていかないと、V字回復には至らないように思えます。


Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月01日 19:25
>sokoさん その2

●テーマ別組織の編成?

とここまで考えてくると、私には、sokoさんが求めている組織は「全国組織」なんかではなく、「テーマ別に活動する組織」なのではないかと考えています。きっと、本来は団としてそれがまとめられた方がいいのでしょう。

たとえば、
・すげー濃いいアウトドアを主体的に行う「アウトドア1団」
・海外活動を主体とした「インターナショナル1団」

で、それをどっかの都道府県連盟の中で作ればいいはずです。団名は地域の団になるのかもしれないけど、テーマはこれですというのを打ち出せばいいだけ。

ボーイスカウトの中では、「団」が活動単位であり、そこに集まる指導者や育成会が「活動をサポート」していくのです。団という形を作っていけば、組織の中での活動の自由を得ることができるのではないか、と感じています。


で、実はそれって、大学ローバーの中では実際に行われていました。
「大学のカラー」としてとらえられてきたのですが、私たちの世代では、各大学ごとに次のようなカラーがあったと感じています。

・ラペリングとかを伝統的にできちゃう日大ローバー
・100キロハイクに向け、毎日走り込みをしていた体育会系ローバー(立教とか)
・やたらと理屈っぽい早稲田ローバー
・「英国ローバーの研究」からスクワイヤー制を忠実に実行していた慶応ローバー

で、大学ローバーは「サークル」なので、他大学にもある程度柔軟に参加ができたので、実は「うちの大学のローバーはいやだ」と言って、他大学のローバーの活動に参加していた大学生ローバーがいたのです。

また、「宗教団」もいい例かもしれません。
各宗教ごとに目指す「幸せ」を実現するために、教会等が母体となり団運営を行っています。つまり、継続的に活動を進めていくためには、育成会なり、団組織なりが必要なはずなんです。それをなくしてしまっては、結局「単発な活動」のみが一人歩きすることになります。

さらに「地区設置団」というのもあるでしょう。
ベンチャー隊やローバー隊の活動を、地区内でとりまとめていくために新たな団を設置し、より自由なベンチャー活動・ローバー活動を行うことができるようにしていった例でしょう。

で、それらの事例をぶっ飛ばして、全国的な組織が必要だというのは「これまでの組織構造に負けてきた」というのをさらすだけになっちゃうと思うんです。だって、先輩方は様々な手法でやってきたんだもの。

組織構造を乗り越える活動を行うんだ、というのなら、組織内の公平性を確保しながら行わないと、「どうしてあそこだけ優先されるんだ?」と変な目で見られると思います。

たとえば、スカウティング研究センターは「BS組織内の組織」として活動していませんので、「組織内にいることのメリット」を受けることができませんが、「組織外にいる自由度」を得ています。どんな目で見られようと、問題なし。逆
に外にいるから、組織の皆さんには公平に接することができて、自由度を満喫できます。

そんなところなんじゃないかなあ?


●対外部性

もちろん、リコーさんはsokoさんがおっしゃるようなポイントをもとに助成してくれたのだと思います。しかし、それは常に「組織」と言うよりも「活動」が視点となっているはず。

なぜなら、「組織」を視点にするなら、「組織に対して助成」した方がいいのです。だって、「ボーイスカウトに助成しています」というのと、「ボーイスカウトの○○の活動に助成しています」では、具体性があるのは、「活動」の方です。
セブンイレブン緑の基金のボーイスカウトに対する助成はそのいい例なのではないでしょうか?

従って、本来視点としておいておかなければいけないのは「活動」だと思っています。それを踏まえて「団体だと信頼がある」というのはなんか本末転倒。

そもそも、sokoさんのあげる2つの点は、それぞれ裏側に「『団』は日本連盟という冠を持って活動をしている」「事務局を通すとそれだけ『手続が煩雑』になる」という矛盾をはらんでいます。
(もっと言うと「法的責任」を求められた瞬間に、事務局は手を引きます。自分たちが主体的に行っている行事じゃないのに法的責任だけを問われるようなこと、したいわけないじゃん)

行政では、すでに「団体補助」が難しくなってきています。団体運営に対して補助をするよりも「団体の事業に補助をする」という形の方が、何をどのように使われたかが明確で、説明がつくからです。団体運営に補助すると結局「人件費」になったり、「備品」になったりすることになり、不公平感が漂ってきます。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月01日 19:27
>ぬまたさん

自主的な活動につながればいいと思うけど、私には「組織編成」が「活動」につながるとは思えないんです。

活動のためには、ローバーの意識に加え、「指導者からの支援」がとても重要になります。金とか、知恵とか、手続指導とか、お叱りとか・・・。

じゃ、全国組織では誰がやるのか?継続的にできるのか?

適当な人がいません。

というか、「日本連盟」の役員には「日本全体の組織運営のことを考えてほしい」わけで、「個別支援」はしてほしくないんです。というか、実際できるような余裕ないだろうし、そんな余裕があるんだったらそれは自団・自地区・自県連に回してちょうだいと思います。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月01日 19:29
>まさひろさん

> そこで、僕のローバーの全国組織に対する案としては、
> (1)ローバーは日本連盟で直接個人登録をする。
> (2)個人登録後、自分の活動したい団・グループを選びそこで従登録をする。
> (3)(1)・(2)以外として、直個人登録のままでいるか、満足できないときは自分で活動したい組織を作る。

きっと登録するならそうなんだろうと思います。

だけど、ローバーが日本連盟に登録した場合、「誰が指導するの」「何を得られるの」というのがとても不明確。だって「集まった人が活動を作る」わけで「すでにある活動に対して集まる」わけではない。

「富士山キャンプ行くぞ」という声かけに対して「じゃ、日連登録する」っていうようには、ならないと思うんです。そもそも登録という作業はそんなレベルではない。

すると、まず「何があるかわからないけど、まず日連登録する」「その後、日連事業の声かけに参加する」って順番?

元々ローバーの多くは自分の団で育ってきた人たち。
何かきっかけがないと、自分の団以外の活動には参加しないと思うんです。そのきっかけが、楽しいか楽しくないか。

自団以外での活動が楽しいと思えたり、その情報を得て参加しようと意欲がある人は、別に日連登録なんかしなくても、すでに活動をやっているんだと思います。
大学ローバーしかり、pax4hyperしかり。

そして、情報が得られないと嘆いている人は、情報を得ようと努力していないんだと思うし、努力しない人が日連登録を別途行うとも思えない。

いずれにしても、「組織」があろうがなかろうが、「活動」が必要で、「活動に対する情報」が必要なんです。これまでだって、海外派遣の話は毎年たっぷりある。それにすら集まっていない現実があるんだったら、組織作ったって、一緒だ
ろ?と感じております。

したがって、優先順位として「組織が先」ではなくて「活動情報の流通を確保する」ことが先なのだと私は感じているのです。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月01日 19:30
>bskurosanさん

おっしゃるとおりです。私もそのように感じております。

それゆえ、私にはローバーに対するメリットに見えないばかりか、かえって抱え込まれて「事務局の使いやすいように」情報提供されたりしちゃうと思います。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月01日 19:31
黒澤さん・皆様

この議論をただの意見のぶつかり合いではなく、「じゃあ今度の制度改革はどうすればいいの?」「本質的にはどうすれば、ローバーリングはよくなるの?」という建設的な方向に持って行きたいと思っています。現状の認識についての食い違い、今回の改革案に関する情報の少なさに依る誤理解、そして瑣末論への固執等をなるべく少なくする為にも、ちょっと議論を整理してから意見を書き込みたいと思います。Pax IV Hyperにはすでに約6年の歴史があり、その経験を今回の改革に生かしたいとも思っています。

そのまえに、Pax IV Hyperで数年前に作成した資料の紹介をさせてください。今回のローバー・全国組織等のアイデアについては、少なからずこの資料の影響もあったのではと、手前味噌ではありますが、思っています。

■国際ユース委員会設立の提案
http://www.rovernet.jp/paxiv/archive/IntlYouth.pdf

何か、ローバー・全国組織について、特に国際という分野において、その組織・制度の必要性を述べたものです。
Posted by soko at 2007年06月01日 23:57
黒澤さん・皆様

■海外渡航制度
これは、黒澤さんの仰るとおりに、困難かもしれませんが「海外活動制度」というのを構築したほうが、より魅力的なスカウティングを展開できるような気がします。ボーイスカウトって国際的な団体なのに、あまりベンチャー・ローバーになるまではそれを意識することは無く、また意識できたとしてもそれは短期的・一時的な海外旅行・海外派遣で、ただの一過性のイベントに過ぎない。海外旅行が当たり前の時代だからこその国境を超えたスカウト活動のやり方を模索すべきだと思っています。たとえば、連盟間の協調方法、スカウトへのサポート方法、資金的な問題、その活動のPR等々、枠組みとして検討すべきことはたくさんあると思います。(この問題は、ローバー全国組織とはずれるので、ひとまず簡単に終わらせます。)

■指導者としてのローバー(地域)とスカウトとしてのローバー(全国?)
指導者としてのローバーを支援する枠組みは、指導者講習会・ウッドバッジ研修所・地区円卓・団からのサポートといった風に研修を受ける機会・サポートを受けるコネが昔から充実している気がします。しかし、スカウトとしてたとえば、災害援助・ユースフォーラム開催・国際協力プロジェクト等をしたいと思った場合、これらに関する研修や人的コネクションを作る場を連盟は提供していないと思うのです。指導者としてのローバーへのサポートはあるのに、スカウトとしてのローバーをサポートする枠組みがもっと欲しい。その一例にローバー全国組織がありえると思ってます。

■テーマ別組織の編成
テーマ別のように縦割りにするのは、すくなくともローバーリングにおいては好きではありません。ローバーの中にも国際協力プロジェクトだけやりたいという人がよくいますが、少なくともPax IV Hyperではそういうメンバーはほとんど受け入れていません。国際協力プロジェクトをやるには、もちろん国際協力・社会奉仕等のスキル・知識が必要だけど、それとともに、現地の子供達を巻き込む際の「教育的指導力」(日本の原隊奉仕でこそ学べる)、「野外活動力」等の基本的スカウト力も必要です。また、国際協力プロジェクトの結果として、それを後輩にフィードバックを返すだけでなく、後輩がよりよい活動をできるように各種枠組みの構築・ルール作りにも携わる、いわゆる「青年参画」にも関わって欲しいと思うのです。こういうレベルまで視野に入れると、テーマ別団よりかは全国組織的な位置づけのほうが良いのかなと思うのです。(大学の学部に「学際的」というのが増えてきていますが、私は環境情報学部という学際的学部出身なこともあり、このようなテーマごっちゃ型を望んでいるのかもしれません。)

制度を変えると、日本全国の現状に満足していて不満の無い多くの指導者・スカウトたちに余計な負荷をかけてしまうのは確かなので、本当に必要な改革だけすべきだと思っています。そういう意味では、地域ローバー向けの制度は、皆さんが仰るようにあまり変革は必要ないのかもしれません。しかし、Pax IV Hyperが「国際ユース委員会設立の提案」をしたような背景もあり、スカウトとしてのローバー、全国組織等については改善の余地があると思い、変革に賛成しています。
Posted by soko at 2007年06月02日 12:08
たとえば、埼玉県連盟ではユース代表者会議が最近立ち上がり、「どのような活動をしていこうか」と議論をしている最中です。

私は、たまたま先週の集会に参加する機会があり、「とりあえず、後輩を連れてきて、一緒に楽しめるプログラムをやってみたら」と提案してみました。

県内活動しようとするだけでも「具体的な活動」をイメージすると、ずいぶん議論が必要だと言うことがよくわかりました。私は、「とりあえず、共有体験を持っている後輩を連れてきて、せめて数人のグループが具体的な活動をできるところまで話をできる環境を作らないといけないのでは」と感じ、「後輩を連れてきたらどう?」と話をしてみました。

逆に大学ローバーは、ある程度プログラムが伝統的に決まっているところがあるから、まずはそれに乗ってみて、その体験のあと自分たちがやりたいことへと展開することができるのかもしれないと感じていました。伝統と学年が、強制的に基本となるプログラムを体験させている感じ。

慶応ローバーが当時採用していたスクワイヤ制はまさにその最たるものだと思います。なんせ、先輩が言うこと・判断をすべておなじようにやれって言うんだから。

つまり、「ローバー」とひとくくりにするには、全国のローバーが持つ興味はあまりにも広いと感じています。そして、ローバーの活動から考えるとあまりにも国土は広いのです。ある程度のくくりを作って、まずはその中でのステップを踏んでいかないと、コミュニケーションを取っていくのは難しいだろうと考えているのです。

結局「全国一元的に」何かをおこなってしまうと本来地域密着型の活動が主体となるボーイスカウトでは、「身近じゃないもの」としてとらえられ、遠い世界のものとなってしまうと感じています。結果、全国大会もムートもローバース会議も「遠い世界のもの」になっていきました。

それがまず私の最初の疑問でした。

そして、そんな風に考えていくと、結局、全国組織を設置しても、bskurosanさんがビシッとおっしゃっていた「pax4hyperの日連内部組織化」しか思い浮かばないのです。すでに具体的に活動しているところが、全国組織内に入るだけ。

それでいいの???
それがいいの???

私には、内部組織化したとたん、自由度が一気に下がると考えています。たとえば、勝手に助成とか受けてもらっちゃ困るんです。組織の中でしっかり意思決定を受けてからじゃなかったら、「何を勝手に『日本連盟』の名前を使って助成受けているんだ」ということに当然なります。組織内部に存在した場合、その意思決定のために手続きは当然必要になってくるのです。

比較的自由度が高いと私が感じている国際委員会の通知が最近出たらしいのでちょっと見ました。
http://www.scout.or.jp/j/info/intl/application/h19STIA.html

これを見ても、メンバーに応募するには「各県連盟の推薦」が必要。(私が参加しようとはまったく思っていないけど)参加するためには、団委員長のOKをもらい、県連事務局のOKをもらってから、国際委員会に書類を提出するわけです。

つまり、意思決定には「組織である限り」時間が手間、手続きがかかるのは当然なのです。

間違ってもらっちゃ困るのは、私は別にどんどん手間をかけろ、手続きを増やせといっているのではありません。それが組織文化というものだから、どんな形であれ、それを撤廃することはできないよと警告しているだけです。

私は、別に全国組織を作ること自体を反対するつもりはありません。
が、うまく機能しないときっぱり断言できます。
やっぱり、全国で一元的に集まって何かをやることはとても難しいと思うのです。実際ローバース会議はその通りの結果になってしまってとても残念に思っています。

青年参画の観点からすればローバース会議はとても重要な足がかりだったんだけど、結局何の権限も与えられていなかったため、「ローバース会議ない」の議論だけで終わってしまい、その先にある全国のローバーに影響力を波及することができませんでした。

たぶん、各県連盟等に実際にローバース会議が足繁く通って、地域のローバーと直接話をすると言ったことをできれば違ったかもしれないけど、知り合いがいるわけでもないのに、ローバー同士が知り合うことは難しい。結果、仲間作りを継続的・組織的に行っていくことはできなかったのだと思います。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月03日 08:58
だから、全国組織を作るよりも、今一緒に活動している仲間同士の活動を、まずオープンにできるネットワークを作る必要があると思います。

たとえば、埼玉県のNPO関連では県が主体となって、NPO情報ステーションというサイトを作っています。
http://www.saitamaken-npo.net/database/

これ、県が設置して、県庁内情報を提供するとともに、登録したNPOも情報提供できるようになっています。つまり、公的情報も地域的情報も一元的に集まるようなシステムになっています。県庁各課からNPOに伝えたい情報も提供できるようになっているのはかなりいいと思っています。

組織からのアプローチを考えていくなら、この辺のところから始めないと難しいです。

で、実は簡単な話で、日連事務局がローバー向けの情報をユースチャンネルに書き込んでくれればいいだけの話なんです。そして、ユースチャンネルがもっとアクセスしやすいようにPRをしていけばよい。

それをやる気があるかどうか。
それすらできないのに、全国組織ができたところで、情報流通が行われるとは私にはとても思えません。


テーマ別については、「結果としてテーマ別が一番認識しやすいからアプローチしやすい」というだけの話なので、sokoさんの主張は理解できなくないです。学際的な感覚は、私自身はとても好きだったりします。私自身の研究テーマも「行政とNPO」だからかなり学際的。

だけど、活動を知らないローバーの『じゃあ何をやるの?』という疑問に回答できないんじゃないかなあ?
実際、大学ローバーはずーっとそれで悩んできていました。スカウト経験すらない大学生に対し参加して欲しいからチラシを作らなければならない大学ローバー。結果、ある大学ローバーでは、ボーイスカウトの名前を隠して、「アウトドアやハイキングをやるサークルだよ」といい続け、5月に行う入隊式で始めて先輩が制服を着て、実はボーイスカウトなんだ、と告白するという時期があったことを聞いています。

まあ、それは極端にしても、「自分たちが何をやる集団なのか」を具体的にはっきり示さずにリクルートするのはとても大変な話です。
(もともとボーイスカウトが持っている構造的問題であり、PRの下手さはこれに起因しているのだろうと考えています。明確な活動が「ハイキングとキャンプと奉仕」という言葉しかなく、結局効果的なPRをすることができずにいますよね。私自身は「チームワークと自立心を確保することにより、他の人とコミュニケーションをとることができるようになる活動です」と再定義していくのが今の時代にはあっているのではないかと考えているわけですが)

海外渡航制度については、おっしゃるとおりだと思います。
しかし、残念ながら、このようなことを提案する窓口すらないというのがこれまた前途多難なところであると考えています。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月03日 08:59
>みなさん!

非常に意見が乱立して見にくくなっていると思います。
少し見やすくして行こうと思いますので、よろしければこちらをご覧ください。

http://homepage2.nifty.com/yamaarasi/scouting/writebbs.html
Posted by yamaarasi at 2007年06月04日 21:12
ユースチャンネルの話が出てきましたが、
http://homepage2.nifty.com/yamaarasi/scouting/writebbs.html#00410

実際のところユースチャンネルは黒澤さんの言う情報共有に主眼をおいたサイトになってしまっています。実際集まり活動について議論しあう機会も多々あると思います。非常に「コミュニケーション」をとることに関しては事欠かない場所だと思うのですが・・・

しかし、「コミュニケーション」の能力を高めることがスカウティングの目的なのかっていうと違うのではないかと思います。
なぜなら、それはボーイスカウトじゃなくたってできるじゃないですか?
その辺のフットサルチームとかその辺の女子高生の方がよっぽどコミュニケーションとるのは上手いと思いますよ。
Posted by yamaarasi at 2007年06月05日 00:54
>yamaarasiさん

おっしゃるとおり。
コミュニケーションはきっかけにすぎません。とくにICTだけでは足りないはず。その先に具体的な活動が待っているんです。

ただ、現在は、ローバー同士のコミュニケーションをとる基盤さえできていないのが現状。だから、まず、情報共有ができる基盤を作るべきなのだと考えています。


たとえば、うちの団のローバーが「カヌーやりたい」と思ったとき、誰とどのようにしてやるのか。その手順を考えなければいけません。でも、きっとそんな突然「カヌーやりたい」って思うことはないと思うんです。

友達のローバーとだべっている時に、「そういえばさあ、この間BE-PALで長瀞(埼玉県の荒川上流。カヌーの名所)のカヌーの記事を見たんだけど、行ってみない?」「いいねえ!」という会話のあと、カヌーやろうぜ、ってことになるはずなんです。そして、ローバー同士の会話の中で始まったから、ローバーの活動としてやろうということになる。

具体的活動を思いつくには、何かしらきっかけとなる情報が必要。それを得るのはたいてい「コミュニケーションの過程」なんです。そして誰かと話をしているときに、合意形成が行われていく。

本を読んで「海外に行きたい」と思うこともある。でもそれはきっかけであり、その後の手順は「ふつうに海外旅行に行きたい」のか、「ボーイスカウトの海外派遣」に行きたいのかによって変わってきます。

ボーイスカウトの海外派遣に行きたいのだったら、ボーイスカウトで行きたいと考える「きっかけ」がどこかにあるはずなんです。ボーイスカウトでなければいけない理由が。

そうすると、「ボーイスカウトで行きたい」と考えたときに、仲間や情報を得られるような場を確保しておく必要がある。そのためにユースチャンネルのような情報共有場所が重要。

これ、組織を創設しただけじゃ意味がないんです。コミュニケーションを確保できるかどうかが、キーとなる。

大抵のローバー隊長は、このコミュニケーションをどのように確保するかで悩んでいます。「ローバーに活動してほしいけど、『好きな活動をやらせる』と言うのは、どうすればいいんだか・・・。」ってところですね。

(で、おそらく、ローバー隊として活動がうまくいっている団のローバー隊長は、ローバーと話をしながら、「いけいけ」とうまくいっている部分を後押ししたり、「よし、ここまでなら俺がやってやるぜ」と役割分担して、具体的な活動に至るまでのステップをサポートしてくれているのだと思います。ローバーとのコミュニケーションを確保し、その後、具体的な活動に至るまでの手順の作成を支援してくれていると言うことなのだと思います。)

組織からアプローチすることもあるかもしれません。「早稲田ローバーに入ったから、早稲田ローバーで昔やっていた早稲田キャンポリーを復活させたい」とか「地区ローバーで地区内のイベントを仕切ってみよう」とか。

でも、それって、対象となる組織はものすごく小さい組織なんだと思うんです。
早稲田ローバーとか、地区ローバーとか、既に知り合っている仲間同士で既にある程度コミュニケーションがとれていて、話をするチャンスが事前にあって、その上で、具体的な活動になっている。

「全国組織」じゃでかすぎて、話にならないんです。だって、全国なんだもん。想定範囲が広すぎて、いろいろなことができすぎちゃって、きっかけじゃなくて全体を考えなければならなくなってしまう。

「じゃあ、全国組織の中で、地域ごとに分けるとかテーマごとに分けるとかすればいい」とおっしゃる方もいるんですが、「え? それって、全国『組織』の意味ないじゃん。登録は現状通りで、情報だけを共有できるようにしておくのと何が違うの??」と私は考えております。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月06日 11:02
申し訳ないのですが、「コミュニケーション=スカウティングの目的」の話はいったん置いておかせてください。

地域団におけるローバー隊の話をさせてください。

この辺のでもふれられていますが
http://homepage2.nifty.com/yamaarasi/scouting/writebbs.html#00164
http://homepage2.nifty.com/yamaarasi/scouting/writebbs.html#00443

実際私も数年前までローバーであり、しっかり隊で活動していました。(今はBS隊副長です。)
具体的に隊やった活動としては
・新人歓迎キャンプ
・スキー
・団交流ボーリング大会
・団の上進式でフォトコンテスト
・隊長の別荘へでキャンプ(温泉旅行)
・隊長のヨットで八丈島まで航海
・団のバザーに出店
・各種他の隊の手伝い
(もちろん団でやる地域への奉仕も沢山あるのでしっかり行ってました。)
10人程度の団内のローバー隊として何か活動を行っていくには上記の事以上のことを行うのは限界かもしれません。
十分な活動に見えるのですが、現在若手で団内でしっかり指導者として活動しているのはもはや私しかいません。しっかりスカウトたちが地域のボーイスカウトに根付いてくれる活動だったのかというとそうではなかったと言わざるをえません。

そして、これは全部みんなでうちうちでみんなで楽しむ系の活動ばかりだと感じています。地域開発にもなっていなかった。
こういう活動はベンチャーの領域でやればいいのだと感じています。20歳までベンチャースカウトで20歳過ぎたら指導者強制というのでいいのではないかと結論がでるのではないでしょうか?

しかし、私はローバーの遊び活動と平行して地元の仲間とともにこれをやってました。(今もやってます)
団の枠から外れますが自己ローバー活動だと思っています。
http://www.tnvn.jp/data/search.cgi?name=&line=&city=&day=&time=&term=+
私は同じ地域に住む困っている人たちの為に日々貢献していました。
入管に閉じ込められて、強制送還されそうになっている17歳の韓国語を母国語にもつロシア人の男の友人の為に署名集めて裁判までやりました。

ですが、実際団員長や地区コミに手紙を出して協力を仰いだのですがまったくとり合ってもらえませんでした。(メソッドを外部に生かすチャンスだというのに!)

広く日本の地域でのローバーリングを見ると遊び活動しかないような気がしますが、以前、ローバーがなくなるというような話もありましたが、ローバー活動として地域貢献に携わるプロジェクトを組むことが可能である以上、絶対ローバーにはなくなって欲しくないと思います。
Posted by yamaarasi at 2007年06月07日 00:18
この議論、このまま平行線を辿りそうですが、中途半端なところで終わってしまうのももったいないので追加意見を書かせてください。今回はPax IV Hyper、Nepal Project、Youth Channelといった具体例を基に書きます。

■Pax IV Hyperの日連内部組織化
 企業において、社内ベンチャーが出てきたように、ボーイスカウトにおいてもそのような位置づけの組織が出来てもいいと思っています。もちろん、黒澤さんの仰るとおり、自由度・承認手続き等でこれまで以上に苦労はしそうですが、日本連盟側からもPaxからも歩み寄りの努力をしてもらい、元気なローバー、元気なローバーコミュニティは日本連盟内部組織化したほうが未来があると思うのです。地方分権型・自律分散型はアーキテクチャとしては美しいですが、中央組織の弱体化に繋がる恐れもあり、中央組織の弱体化はボーイスカウト全体のイメージダウン・リーダーシップの減少にも繋がってしまうと思うのです。

■ネパール派遣の日連主催化
 Pax IV Hyperでは過去6年以上にわたって、ネパールプロジェクトを行ってきましたが、今年度からは日本連盟の派遣として実施ができるように、日本連盟の年次計画にも入ることになりました。つまり、すでにPax IV Hyperの一部は日本連盟とともに活動をしようとしています。繰り返しになるかもしれませんが、自由度の減少・承認手続きの煩雑さと引き換えに、公式な派遣員募集ルート、事務・会計作業のプロ(事務局)との協業、外部へのアピール時のネームバリュー、よりスムーズな国際コミュニケーション等を、ローバー単独でやるのより日本連盟としてやる際のメリットとして期待しています。

■Youth Channelの公式性・公平性
 ユースチャネルの管理者さんにも意見を聞きたいところですが、現状のユースチャネルには公式性・公平性が欠けていると思うのです。まずすべての情報があくまでも非公式なものですし、情報に偏りがあるという意味で公平でもないと。ジャーナリズムがどうあるべきかという議論に近いのかもしれませんが、ユースチャネルには何かしらの思想があって、それは事務局といった中立的な立場ではなく、情報サイトとしては偏った印象があります。wikipediaのように多数の人が書き込めれば、その参加者からの大量の意見・編集作業によって情報の公平度は高まるかもしれませんが、現状はそこまでの参加者を集めきれていない。もし、ユースチャネルが日本連盟内部化したらどうなるかを考えると、内部組織化したほうがしっくりくるし・いろんな企画が浮かんできます。
Posted by soko at 2007年06月07日 09:41
>yamaarasiさん

「ローバーとして」、何をしたかったんだろう?

yamaarasiさんは「ローバー隊の活動」と「自分の活動(=個人ローバーとしての活動)をご紹介してくださいました。そして、それらの活動に対して「内内楽しむ系」と「地域開発系」といった形でお考えのようですね。

どちらが「ローバーとしてのあるべき姿なのか」というのは、それぞれ各自が決めることだと思っています。おそらくローバーそれぞれの環境も異なるでしょうし、「この仲間とはこの活動」とそれぞれ切り分けているのかもしれません。

私は、ローバーの活動は「活動のテーマ」が重要なのではなく「その活動に主体的に取り組む」ことが重要なのではないかと思っています。その「主体的取り組み方法」を学ぶのがローバーが「スカウト(すなわち指導を受ける側)」であるゆえんなんじゃないかなあと感じています。

ベンチャーはゆるーくでありながら、「プロジェクト」という形で方向性とステップが定められています。どのようにこのステップを踏んでいくかを学んでいるわけです。

ローバーはより広いテーマに自らの主体性で活動を設定し、自分の歩幅でステップを刻んでいくことを学ぶ場なのではないかと感じています。

私はベンチャーとローバーの違いを「大学生と大学院生」の違いに位置づけています。学ぶ科目が決まっている大学生と自分の研究テーマを持ち、それにあわせて科目を選んでいく大学院生というところでしょうか。

で、いわゆる遊びの(というかうちうちの)活動がローバーの活動の大半を占めているというのは、きっとローバー個人個人の主体的に取り組めるような有意義な活動を地元で示せていないのではないかと感じています。

こんな意義のある活動があるけど、「一緒に」やってみない?といえる仲間や指導者がいないということなのだと思うし、指導者は「ボーイスカウト内部的視点」しか示せないということなのだと思います。
(そりゃそーだ、せっかく育てたローバーを別の活動に持っていかれるの、なんだかもったいないし、そもそも指導者は「ボーイスカウトの活動がいい」と思っているんだから、目の前の自分の担当する活動を一緒に盛り上げていって欲しいと思うに決まっている)

それらの問題は、「情報共有」を進めることで解決していくのだと思っております。

また、自らのテーマや活動を決定していくためには、コミュニケーションがとても重要になってくると思うのです。

いまさら「ローバー電源論」を持ち出すまでもなく、ローバーがなくなったら、「ボーイスカウトの創造性」がなくなることは当然だと思うし、その創造性をより高めていくためにも、「中央集権的組織構成」はあまりにも時代遅れだと感じております。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月07日 21:47
>sokoさん

うん、それぞれの活動は「がんばってくれたまい」というかんじです。純粋にそれ以上でもそれ以下でもないです。どんどんPRを進めてもらって、うちの団のローバーが参加できるようになればいいなと期待しております。

ただし、「日本連盟側からの歩み寄りの努力」とか「自由度の減少・承認手続きの煩雑さと引き換えに、公式な派遣員募集ルート、事務・会計作業のプロ(事務局)との協業」というのは、もともとも問題があったもの。階層的組織構造である以上、どうにもならないものであるはずなんですが、「ローバーの組織編成が変わるから、事務局の業務実態が変わる」と期待するのは、なんだか本末転倒に思えています。

「なぜ、これまでローバーに関して情報共有が行われてこなかったのか」ってのを、まったく分析しないまま「努力を期待する」ことになるわけで・・・。

「外部へのアピール時のネームバリュー、よりスムーズな国際コミュニケーション」といったものは、もともとボーイスカウトがもっていて、諸外国ではうまく機能している(のですよね?)ものだと思うから、むしろ、組織というよりも「ボーイスカウト全体」が持っているもんだったりするように感じております。なんどもいうけど、「団」なら、新入団員募集の際に必ず検討されるキーワードですし。

また、情報の公式性・公平性については、おっしゃるとおりなので、私は「埼玉県NPO情報ステーションの例」がひとつ究極の形なんだろうと思っております。

が、これまでの情報伝達方法は、ヒエラルヒーを利用した「公式性・公平性」を重視したことと引き換えに「スピード・伝達性(組織の最先端まで情報が伝達されない)」という問題があったわけです。
それを考えて、今どっちが重要なの?と思うと、ユースチャンネルの「偏り」は、それが偏りだったとしてもローバースカウトの中ではたいした意味をもたないと感じています。

中央組織に関しては、私は別にどうでもいいです。ボーイスカウトは運動で、スカウトがはじめたことから組織ができたという美しい歴史を持つこと自体を私はとても気に入っております。
「中央組織なんかいらない」とは思わないけど、「スカウトのためにどんなサービスができるのか」という評価基準しか持っていないところです。そして、現状のヒエラルヒーの中では、常に中央組織は、スカウトに至る手前に団・地区・県連といった組織を置く形になっているわけですから、中央組織が弱体化していても団・地区・県連盟がしっかり動けばスカウトのための活動はいくらでも展開できますし。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月07日 22:23
>「ローバーとして」、何をしたかったんだろう?

それはボーイスカウトが世の中に存在する意味を作りたかったのです。ただ日本語教えているだけではありませんでした。あるプロジェクトを日本語ボランティアの人たちに仕掛けるためにやていました。そして1度だけ実践する事ができました。

初めてボーイスカウトが世の中の役に立った瞬間だとおもいました。なんとしてでも後の世にこれを使えていかなければならないんだろうな〜と現在思っております。

黒澤が現在活動をする理由ってどういうところにあるんでしょうか?
Posted by yamaarasi at 2007年06月08日 00:07
補足させていただきます、
http://homepage2.nifty.com/yamaarasi/scouting/writebbs.html#00720

>(そりゃそーだ、せっかく育てたローバーを別の活動に持っていかれるの、
>なんだかもったいないし、そもそも指導者は「ボーイスカウトの活動がいい」
>と思っているんだから、目の前の自分の担当する活動を一緒に盛り上げて
>いって欲しいと思うに決まっている)

これに対して、いろいろなボーイスカウト内の人にも相談もしたのですが、同じ事を言われました。しかし、同じ目的を持って世の中を良くしようとしている団体の為に今まで小さい頃から訓練してきた事を使うことが許されないというのはおかしいと思います。
そういう自分達さえよければいいという考え方だから加盟員は減少する一方なんです。
Posted by yamaarasi at 2007年06月08日 09:14
現在私は、二つの立場からボーイスカウトに参加しています。

一つは自己実現。
地元で自分がこれまで続けてきたボーイスカウト活動は、かなり「井の中の蛙」でした。中学・高校とジャンボリーに参加し、他団の状況を知っていたつもりでしたが、それも表面上のことでした。
大学ローバーに入り、大学ローバーのプログラムとして北海道や中国に遠征に行ったり、3泊4日の合同隊キャンプの企画・運営を行っていく中で、ボーイスカウトに様々なイベントに参加したり、他団のことを知るようになって、ボーイスカウトの底の深さを知りました。
また、ボーイスカウトを通じて、さまざまな形で多くの人と知り合うことができました。これらのことは、私がこれまでの人生を送ってきた中で大きな位置を占めてきました。

つまり、ボーイスカウトでの体験を通じて、私自身が得てきたものが大きいのです。
そこで、それらを後輩である現役スカウト諸君にも体験してほしいと考えていますし、私の経験をステップにして、より多くの体験をしてほしいと考えています。それが現在のスカウト活動につながっています。

もう一つは息子の教育。
学校教育で得ることがむずかしい「チームワーク」と「リーダーシップ」「自立心」を学ぶことができるボーイスカウトという教育システムは、とても優れた教育システムの一つだと思うし、中学生の段階で大人とのコミュニケーションを求められているところは、これから大人になる息子にはとても重要な機会であると考えています。


yamaarasiさんのおっしゃるとおり、自分の団のローバーが自分の団内にだけ関与する方向で話をする指導者は、ローバー活動範囲の広さからすれば、視野の狭い、ある意味みみっちい態度であると考えることもできるでしょう。

しかし、よく考えてみてください。
自団のローバーが、普段どんなことをやっているかなんて、把握することはできません。
(だいたい、自分の息子が毎日何をやっているかを把握することができないのに、他人の息子・娘であるローバーの行動のすべてを把握できるわけがない。)

そうすると、ローバーがどのようなことに興味があるのか、まず指導者として調べるところから始まるわけです。そして、わかった範囲でローバーにアドバイスを提供していくことになります。

その前提に立てば、指導者が「自団のローバーと一緒に活動しよう」と思ったとき、指導者とローバーが知り合った自団の活動に一緒に参加してもらうことがいいことだと思うに決まっていると思いませんか?

「自分が一生懸命やっている活動に『一緒にやってほしい』と考えること」は、私は何も悪いことだとは思いません。少なくとも、指導者が関与している活動は「ボーイスカウト活動」であるわけで、「ボーイスカウト活動を行っている指導者」という視点からすれば、至極普通のことだと思います。

もちろん、このような指導者の「内向き加減」が、ローバーにとって「足かせ」となるという話ならば、そのローバーからするととても残念なことかもしれません。が、その程度のことが足かせとなるようでは、指導者以外の人たちを巻き込んで、社会の役に立とうっていったって、役に立つまでもなく終わってしまうことになってしまうのではないでしょうか?

むしろ、自団の活動ではない活動に、仲間である自団のローバーを引き込んでいくことを考えた場合、指導者の「内向き加減」を吹っ飛ばすくらいの力強さが必要となるのでしょうし、それが無理なら、ボーイスカウトを絡めずに「自分」の活動として考えていったほうが社会のためなのではないかと思っています。

その上で、なぜ「ローバーとして」活動したかったのかをお聞きしたいところです。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月08日 20:38
日本連盟教育本部のプログラム委員長の上道です。

H19年度事業計画において、「ローバー年代を対象とする全国組織の設立」が明示されていますが、その所管が当面プログラム委員会なので、一言コメントさせてください。

私の現状認識です。

1.そもそも日本連盟では、これまでローバースカウト部門のプログラムと指導者トレーニングについて幾度かの実験や試行などを繰り返してきたが、結論から言えば、何も成功していない。

2.現行のローバースカウトハンドブック、ウッドバッジ研修所ローバースカウト課程は、内容的にとても普遍化できるしろものではない。(事実研修所については開設している県連盟がごく限られている)。

3.ローバー活動というのは一種の「幻想」ではないか。ローバーとは何かという定義をしっかりしないで、活動だけを議論するのはナンセンス。

4.ローバーはまず、「個」である。B−P曰く、「自分のカヌーは自分で漕げ」。ローバーは、大海に一人で漕ぎ出す青年である。個の確立なくしてローバーは語れない。

5.しかし現状は、個の確立を後回しにして、若者が群れる傾向がある。しかもその群は、何の目的も無く、ただ心地よさだけを求めているように見える。だから長続きしないし、大方の支持も得にくい。

6.ローバーは、共通の目的を持ち、協力してそれを目指そうとするときに、クルーを組み、大きな船を走らせる。その「目的」なしに、クルーはありえない。

などなど・・・・・

日本連盟としては、ただ、ローバー年代の若者を集めればよいとは全く考えません。上記のような議論をしっかりとして、まずはローバーの定義、ローバー活動のあるべき姿などを十分見極めたからになるでしょう。
Posted by 上道小太郎 at 2007年06月25日 23:44
上道さん、コメントありがとうございます。
mixiでの議論もよろしくお願いします。

おっしゃる認識と私の考えは似ているかもしれないと思いつつ、4,5,6は違うかなと感じたりしております。

4の「個」はまさにおっしゃるとおりだと思うけど、ただ1人でこぎ出す必要もないのだと思います。こぎ出す仲間を見つけ、一緒にこいでいってもいいのでしょう、自分でこげば。

だから、個の確立を後回しにして群れるというのも違うように思えています。だって、仲間と群れることなく、個は確立されないはずなんです。人間は「他人との違いを比較することで、個を確立する」わけですから。

そうすると、「目的」が必要だという部分ではとても共感できるのですが、クルーといることも目的の一つなのだと思っています。

だから、「個別支援」≒コーチングをしていくようなことがローバーには必要であるにもかかわらず、これまでそこに気づいてこなかったと言うだけのように思えます。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月26日 23:38
青年が個の確立の場を、自分の団や隊、通常の社会生活に求めるのではなく、そこは居心地が悪いから、ローバー活動に求める・・・というのが、変?と思っているんです・・・・

これって、いい大人が、会社や家庭生活でのストレスをスカウト活動の場に求めるのと、ほぼ同じ構図です。

「これ(三指)で会社を辞めました」というのが一時流行しましたが、そういう人って、まだ案外多いですよね。「俺はもう出世はあきらめた。スカウト運動でがんばる!!」という人ほど、自分がどれほどスカウト運動にとって迷惑な存在なのか分かってない。

少なくとも、若者には、そういった感性は持って欲しいのです。ローバー活動でがんばる以前に、スカウティングに割く時間があるんだったら、人手の足りないまず隊や団で少年少女の成長に貢献して欲しい。いやそれ以前に、学業や仕事などの社会生活にスカウト教育で培ってきた力を発揮して欲しい・・・と思うのは、おっさんの発想でしょうか?

ただ単に、居心地のいい仲間と群れることが、個の確立につながるとは思えません。

Posted by 上道小太郎 at 2007年06月27日 11:05
あら?
上道さんのおっしゃることはわかるけど、そんなローバーっているんですか?

成人指導者によく見られる例であると言うことには納得できますが、「ローバー活動の中に引きこもる」ようなローバーって、想定していなかったんですが・・・。

ちょっと実例が思い浮かばない・・・。そもそも、そんなローバーいても「ローバーとして使えねえ」って評価を先輩・後輩たちから受けて終わりなだけなんじゃないでしょうか?

その意味で「先輩・後輩のつながり」がうまくいくのがボーイスカウト運動だと思うし、それがつまり「コミュニケーション促進システム」なのだと感じている理由なんです。ここで言う先輩には当然成人指導者を含みます。
(成人指導者同士の場合は「言い出せない」という問題があるのだと思います)

と考えていくと、居心地のいい仲間と群れるというローバーがやっぱり思いうかばないんです・・・。具体的に「○○なローバーは群れてるローバーだ」みたいなのを想定できますか?
Posted by 黒澤岳博 at 2007年06月27日 21:55
だいぶ議論白熱してますね!私は6年間ローバー隊長をしいるものです。難しい理論は別にして1隊長としての感想を述べさせてください。
ローバーの全国組織について、本当に現実性があると皆さん思っているのでしょうか?大学生年代のスカウトはアルバイト、サークル、ゼミとやることはいろいろあり、原隊での活動もなかなか参加できていない状況です。また全国組織でのコミニュケーションは、果たしてメール、チャットだけでできますか?またいぇいきてきにどこかに集まるのであれば、その費用はどうするのですか?
東京の代表者会議も解散し、ユースチャネルの書き込みも減ってきています。
私としては、団、地区のローバーの活性をまず考えた支援が重要と考えています。

また一言なぜ県連のローバー担当コミをなくしたのですか?本来はローバーは自治画前提ですが、議論にもあるよう指導者のアドバイスがまだまだ必要であり、それをコーディネートする県連コミが必要ではないですか?
まだまだ書きたいことありますが、くたびれましたので次回。
Posted by Rojin at 2007年07月24日 11:28
ローバー活動の活性化のために、具体的な手法が提起できるといいなあ、と感じています。

私自身は大学ローバーのような形を作れたらいいなあと感じています。
大学ローバーでいいところは、
・OBが純粋に「ローバー隊のサポート」だけを考えている(ほかの隊が設置されていないから)

・自分たちだけで活動を作るが、伝統がある程度あるので、活動の形がだいたいできあがっている。

・部室があれば、毎日集まることができる。

これらの環境を、地区ならば整えられるのではないかと思っています。地区ごとにローバー会のようなものを作っている例は多いようなので、自由参加の感覚で地区ローバーが活動をすればいいのだと思います。

きっかけは「ジャンボリー」

ジャンボリーは地区内で合同編成するので、毎回のジャンボリーをきっかけにしてそのつながりを延長させていけばいいのだと思いました。

特に県連では、ベンチャー奉仕隊を編成するわけですから、そのきっかけをローバーの活動につなげていけばいいのだと思います。

つまり、「活動」をベースに考えるのではなく、「コミュニケーション」をベースに考えていけばいいのです。コミュニケーションのきっかけを活用して、まず話をできる環境を整え、その後活動にしていけばいいのです。

私がコミュニケーションが重要と主張しているのは、そんな意味からなんです。

そして、そこから考えると「全国」は広すぎると感じるのです。
Posted by 黒澤岳博 at 2007年07月28日 10:21
5年経った今は随分とお考えが変わってしまったようですね。


Posted by 鈴木幸紀 at 2012年01月28日 03:27
残念ながら、年月と言うよりも技術で変わったということですね。

鈴木さんはおそらく、facebookでの全国大会に関する議論からコメントをお書きになっていると思いますが、その議論の最初の方(1月18日)に私、きちんと全国会議を進める理由を書いています。それは、次のとおりです。
--------------------------

実は私自身、ローバースカウトの全国会議って、何をするのか疑問視していました。
http://riics.seesaa.net/article/43378026.html

しかし、例えば、facebookを使って全国的に情報交換をしていくだけでもずいぶん活動が活性化すると感じています。特にこのグループに参加して、とてもそのように感じています。

それを、全国的に始めてあげればずいぶん変わるのではないか?
そのように期待してます。そして、それを「ローバー自身で」決めることができたら、素晴らしいと感じています。そのステップとして全国会議で各都道府県連盟の代表ローバーに自分たちのことについて議論してほしいと考えています。

-----------------------------
自分たちで意見交換をして、自分たちのことを考えていく場をローバーが作れたらいいですねえ、という話は原記事でも書いているとおりです。

私が危惧していたのは「手続き上のコストがとてもかかりすぎる」ということ。しかし、5年間の間にICT技術が進んで、コストが掛からないことが分かって来ましたので、それならローバー諸君が自分たちのことを決められる環境を整えていくことのほうが重要だろうと考えています。

私のブログ、皆さんからのコメントを頂いておりますから、ぜひご覧ください。
Posted by 黒澤岳博 at 2012年01月29日 11:54
出来れば、この記事の前の記事がきっかけになっていますのでご覧ください。

http://riics.seesaa.net/article/43293429.html

前の記事のコメントがきっかけとなって、この記事に私の意見を書いています。
Posted by 黒澤岳博 at 2012年01月29日 11:58

黒澤さんはFacebookの中で、全国組織の設立提言文の内容はローバースカウトの「総意」とハッキリ述べられていましたが、既にこちらに準備委員会のスカウトから【それは明らかに違う】と言う連絡が届いています。

黒澤さん……苦しい弁解はもういいって。

調べれは調べる程、関わってスカウト達から連盟側の意図が伝わってきます。

貴方がそこまで【言いきれる】なら、こちらもスカウトの側に立ってしっかりと原因を確かめて、対応を考えて行こうと思います。


自分の言動に最後まで責任を持つのが、スカウトの鉄則ですから。

Posted by 鈴木幸紀 at 2012年01月29日 16:54
いろいろなことが、鈴木さんの誤解から始まっています。facebookの議論ですら、すでに私が考え、書き込んでいることを読んでくれていませんね。とっても残念です。

別に苦しんで弁解するつもりはありませんから、ご心配には及びません。

いずれにしても、あなたが主張しているお話は、別にあなたと私がする必要はないと私は感じています。それを含めて「ローバーがローバー同士ですべき議論」です。その場は必要であることは、私のこの記事の中にも書いています。ローバー諸君がきちんと議論を読める場所を確保しないまま、議論した所で、なんの意味もありません。

この記事を書いた当時は、本名が求められ有効なSNSが日本ではあまりはやっていなかったことから、そのような議論をしても「議論が偏在してしまうこと」が問題だと私は考えていました。

この本文の中で私は7つの問題を指摘しています。そして3つのまとめを行なっています。これらの問題が、SNSをうまく活用していくことで解消可能であると判断しました。

私がやりたいことは「私が知っているローバーに議論してほしい」のではなく、「日本全国のローバーに公平な議論をしてほしい」ということです。
Posted by 黒澤岳博 at 2012年01月29日 19:18
俺が誤解???

黒澤さん……【誤解】なんかじゃありませんよ。

そもそもFacebookの赤居さんのトピで、黒澤さんが公開した「全国組織提言書」の内容が、準備委員のメンバーであるローバースカウトですら「自分達の本意では無い!」と俺にSOSを出してきたんですよ。

ここまで言わせないでくださいよ!

俺はFacebookの中で何度も問いかけしましたよね?「本当にこれはスカウトの手により作られたモノか?」って。


黒澤さんは、あくまでスカウトの手によって作られたと言い切ってましたよね?

黒澤さんがそこまで御自分の書いたコメントを肯定されるなら、準備委員のスカウトが【嘘を言ってる】と言うことになるんですね?


この件に関しては、黒澤さんの回答をここのコメントではなくFacebookにお書きください。

これはそのスカウトの《名誉にかかる大切なこと》ですので。

それは即ち「連盟そのものに対する今後の信頼」にも関わることなので、宜しくお願い致します。

それが日本連盟プログラム委員としての黒澤さんのつとめであると思います。


貴方の回答を全国のみんなが注目しています。

重ねて宜しくお願い致します。


Posted by 鈴木幸紀 at 2012年01月30日 20:20
>鈴木幸紀さん

おそらく、FACEBOOKでのお話からいろいろ「類推」なさっているようですが、誤解が多いので、まずFACEBOOKでの私の文章を再度お読みくださいませ。

また、準備委員のローバースカウトがあなたにおっしゃることがあったとしても、私がそのスカウトと話ができないので、いかんともしがたいところです。

そのスカウトがつらい思いをしているという事なら、私は私がそのスカウトと直接話をする方がいいと判断しております。ここで名前を公開してしまうわけにはいかないので、facebookのメッセージでそれが誰だかお教えいただけるとうれしいです。私から直接連絡させて頂きます。よろしくお願いします。

いずれにしても、全国組織の内容についてなら、準備委員会の中で発言すればいい話です。つらい思いをしているという事なら、準備委員会の中で、まずいところを修正していくしかないと思うのですが・・・。あなたを介してここやfacebookで話をする必然性は全くありませんし、あなたを介することで、かえって話がややこしくなります。是非よろしくお願いします。

もともと、ローバー施策に関して、あなたとの議論に私は興味がありません。ローバーとするなら面白そうだけど、それなら直接話をするので、あなたを介在する気がありません。

更に、このブログは私の個人的な気持ちを好き勝手に書いていくブログです。ここでのあなたの呼びかけに、今のところお答えするつもりはありません。

facebookも同様です。皆さんにご注目いただけるのは大変嬉しいので、これからも頑張って私の役務に最善をつくすつもりですが、あなたとの対話
は別に興味がありません。あしからず。

あ、facebookでのこのブログに対するPR、ありがとうございます。
Posted by 黒澤岳博 at 2012年01月31日 21:11
黒澤さん

スカウトの名前を載せなくても分かっていますよね。

あの後で貴方からそのスカウトに連絡を入れたことも本人から聞いてますよ。

最初から任意団体と手を組んでなさった事も複数のユース達から聞いてます。

貴方は私の質問に何ひとつ答えていない。

これはもう個人の問題ではありませんね。

貴方がFacebookで【全国組織設立提言文】を正式に公開しましたので、これは私と貴方の話ではなく、全国の皆さんに対して、このような返答を戴いたと判断します。


然るべき手順を踏まえ、私個人ではなく今回の件に疑問を持つ方々と共に日本連盟に伺い、直接「責任ある方」に質問し回答を戴きます。


以上

Posted by 鈴木幸紀 at 2012年01月31日 23:16
-本日未明「スカウトたい焼き隊」は、29日30日の二日間、20回目の「被災地支援奉仕」を終了し宮崎県石巻市から横浜に無事戻りました。

 今回の活動は、「石巻市教育委員会」の仲立ちを頂き「ガールスカウト横浜市連絡協議会」のメンバー約30名ほどで実施する「被災地支援活動」に対し、「スカウトたい焼き隊」としては、良く言えば「人寄せパンダ」、別称「金魚のうんこ」の如く同行させて頂きました。

 発足当時「スカウトたい焼き隊」と称した意図は将来「ボーイスカウト」のみならず「ガールスカウト」とのコラボレーションを考慮したもので、昨年4月11日の第一陣以来初めて達成することができました。

 双方の「スカウト活動」にあっては、費やす時間の多くが、野外活動など「訓練」の一環です。しかし、今回のような「被災地での活動」は、日ごろの活動の集大成であり、BP卿の推奨する「実践活動」と理解されます。参加したスカウトには「たいやき」を焼くという「作業(活動)」は、そうした背景でにあると事前に告げさせて頂きました。

 スカウトを中心に、両日で各200枚の「たいやき」を焼き上げ、皆様にプレゼントしましたが、中には被災当時を思い出し、「あの日、大津波のため自宅は背の高さまで冠水し、数日間食料を得ることができずひもじい思いをした。皆さんがわざわざ横浜からお越し頂き、熱々のたいやきをご馳走してくれたことに大変感謝している。」と涙ぐむ方も居られました。

 高校野球で言えば「甲子園」、歌舞伎役者で言えば「桧舞台」が、スカウト活動で言えば「苛んでいる人々への奉仕」ではないでしょうか。「たいやき」を焼くスカウトの顔に、そうした「自信」と「喜び」を感ずることができました。

 そう、私は目を疑いましたが、被災地には我が愛する「世界の総長」たる「BP卿」がご降臨されていました。内外から「被災地奉仕活動」に参加し汗する「スカウト」を見るたびに、左手で握手し「偉いぞ。どうぞ皆様のためにご尽力して下さい。」と称え、右手でポケットに忍ばせた「善行章」を一つづつ胸に付けておられました。

 天皇陛下は、「東日本大震災」の発生から一年となる「慰霊祭」にご臨席するため、ご高齢のリスクを背負いながら「心臓バイパス手術」をお受けになり、無事その大役を勤められました。

 思えば、天皇陛下は皇太子殿下の時代に「日本ジャンボリー」に幾たびもご臨席頂いています。当然、ご参加に際しては、「ボーイスカウト」のことを十分に学習されてのことと思います。そうして育まれた「お心」は「スカウト精神」そのものと庶民の一人として感銘する次第であります。
 
Posted by 鈴木幸一@横浜第96団 at 2012年03月31日 10:17
 
 黒澤様 皆様

 いつもご苦労様です。

 さて、昨年の忌まわしい出来事「東日本大震災」から一年以上を経過しました。本年三月末には、20回目の活動として、横浜のガールスカウトらと共に石巻市内を訪問し、「石巻中央公民館」と「石巻駅前」で彼女らのお手伝いを頂き、それぞれ200枚の「たいやき」をプレゼントし感謝されました。

 私の手帳には、今も各種団体からオハーが続き、当分活動が続く予定です。

 被災直後は、被災地での危険性が払拭できないことから「スカウト」の参加を躊躇していましたが、最近ではスカウト関係者からのお誘いを頂くなど「スカウト」自身による「たいやき奉仕」の輪が広がっているは心強い限りです。

 「たいやき」の作業は、10分で覚えられますし、小学生の高学年であれば可能です。被災地では、ベンチャーの活躍が主なので、3人も関われば一時間100枚ほどの早業と成ります。

 被災地のそれは、勿論「訓練」ではありません。被災地の人々は苛酷な生活の中、全てを失った方も少なくはありません。大切な「ご家族」、「家」、「車」、「財布」、「現金」に加え「職場」などです。仮設住宅に入れば、光熱費の自己負担も生じます。

 被災地で「たいやき赤旗」を立てると数十人の列が出来ます。皆、順番を待つ間スカウトの「たいやき作業」に注目します。それは、お金に不自由の無い「私達の平和な場」での光景とは明らかに異なります。「温かい」、「甘い」に加え、横浜から遠路を経て訪れ被災地のために無心に奉仕する「スカウト」の姿を見ることで「癒し」を求めているようにも感じます。

 被災地を訪れた「スカウト諸君」は、破壊尽くされた町並みを見ることで、津波の被害の大きさと被災者の苦悩を知ります。それは、どんな言葉より彼らの心に訴えます。真摯な彼らの姿を見るたびに、こうした経験が彼らの成長に大きな影響を与えていると思うと指導者として本当に良かったといつも思います。

 今、全国のローバー、ベンチャーにとって「行うべき道」は明らかと思います。

 皆様の身近に居る「ベンチャー、ローバー」に、「被災地でのたいやきボランティア奉仕活動」をどう思うか問いて下さい。概要は「スカウトたい焼き隊」でクリックすると容易に入手できます。
Posted by 鈴木幸一 at 2012年04月14日 09:28
 「東日本大震災」の発生から一年以上を経過しましたが、この大地震により日本国内の地殻バランスは大きく崩れ、東海や東南海、首都圏直下などの大地震による「巨大災害」発生の危険性は益々高まっていると言えます。特に首都圏の人口密集地での情況は、帰宅困難者だけでも850万人、全体の被災者は二千万人を超えると予想されることから早急な対策の確立が必至です。

 私達がスカウト活動のなかで野営のプログラムを立てる際に最も優先して考えることが「食う、寝る、出す」の三要素ですね。災害対策として考えると、被災したその瞬間から、ライフラインの停止下、「備え」も不十分な状態で地域住民全員参加の「避難生活」に陥ることになります。

 過去の災害で地域が苛んでいる際に、行政をカバーして活躍した民間団体の一つが「ボーイスカウト」でした。それは「災害対応」と「ボーイスカウト活動」に共通するものが少なくないからと思います。

 こうした時代に、「ボーイスカウト」の特性を活かした活動、すなわち「青少年への指導・育成」や「災害対策に通じるスカウトスキル」をキーワードに考えると、社会貢献の一助となる「少年防災ボランティア養成プログラム」の推進はタイムリーと言えます。

 方法は簡単です。日頃からスカウトや地域の子ども地を対象に行っている「チャレンジシート」による「各コーナー」への挑戦ゲームです。

 勿論、プログラム名が「少年防災ボランティア養成」ですから、「各コーナー」の求めるスキルには、「簡易包帯を使った応急手当」、「非常用炊出袋での炊飯手伝い」、「フライシートの設置」、「飲料水運び」、「大声で人を呼ぶ」など、「スカウト活動」に共通するものがほとんどであるということは、こうしたプログラムを地域の小学生を対象に制服のボーイスカウトが指導する姿を想像するだけでもワクワクします。

 幸い、我が家には、数年前に内閣府の主催する「チャレンジプラン」に応募して採用された経緯がありますから「マニュアル」や「資機材」は全て揃っています。

 以上は、「スカ防ネット」への投稿内容ですが、活動の展開は全国民への社会貢献に繋がり、子ども達を対象とした「教育プログラム」は、学校関係者にとっても「課外活動」として有益であり、野口宇宙飛行士の卒業した、横浜市立潮見台小学校で5年生を対象に開催した「洗濯したシーツでの簡易包帯作り」はNHKの首都圏ニュースで放映されたほか、藤沢の団でカブスカウトを対象に開催した「少年防災ボランティア養成講習会」の様子は、国際放送で全世界に放映されました。

○「災害対策」は国民の深刻な課題であること
○「思考能力以内」のプログラムであること
○「青少年育成」という地域ニーズの高いこと
○「費用対効果」の高いこと
○「スカウト」のイメージアップに繋がること

 こうした「少年防災ボランティア養成プログラム」の内容を「ローバー全国大会」のテーマの一つとして取り上げ、先ずは内容を全国の「ローバー」に情報公開のうえ、それぞれの都道府県で実施し、インターネット等で結果集計し、更なる改善を求めることで、私達の運動を推進することになると思います。

 被災地で見た、被災者を前に「たいやき」を一生懸命に焼く「スカウト」の誇り高き姿の雄々しさは今も忘れることが出来ません。こうした「桧舞台」で舞うチャンスを与えることこそ、私達の役割と思います。
Posted by 鈴木幸一@横浜第96団 at 2012年04月15日 10:16
 黒澤様 皆様

 「ローバーの全国組織って何をするのでしょう???。」というテーマでスターした当コーナーは、長期化し白熱した議論も続出ですね。

 私は、以前「ローバー隊長」でした。悩みは、隊や団、地区、県連、日本連盟も基本的には同じと思います。会議を招集しても集らないなど、指導者として力の無いことを痛感しモチベーションは下がります。

 「ローバー諸君」は、この年齢になれば社会的にも多忙となり、団としても指導者としての手が欲しいということで、ローバー隊運営は指導者にとっても「柳に腕押し」という感じでした。

 任されたからには、そんなこと位には負けたくないとの思いで独断にて「スカウト・レスキュースコップ」というプログラムを考え実行しました。

 これは、ホームセンターで「スコップ」を購入し、シール等を全部剥し、蛍光テープやカッティングシートで「レスキュースコップ」に仕上げ、団内全てのローバー諸君に配りました。スコップ代は僅かでしたが、作業は大変でした。しかし、皆さんのことを考えると手が進みました。

 これで「横浜第96団ローバー隊」は災害の発生に備え、ローバー全員が「レスキュースコップ」を保管しているという「現在進行形」のスタイルが完成しました。これは、社会に対しても「ボーイスカウト」として大きなインパクトになります。

 配備が終わって数ヵ月後に「新潟県栄村」を豪雪が襲い、県知事がヘリを派遣する事態となる等マスコミを沸かせました。

 早速、団倉庫に「ローバー」を集め「レスキュースコップ」に「栄村」あての激励文を書いて拠出して頂き、横浜栄区産の「野菜や卵」を加え、車で栄村役場にお届けし感謝されました。

 その後、各地で災害が発生したことから「資金的余裕」も無くなり、現在のような「スカウトたい焼き隊」等の活動に移行して行きました。

 国内で展開するベンチャー以上のスカウト関係者が全員「レスキュースコップ」を保管していたなら「大災害」の発生時に「ボーイスカウト」は大きく貢献することになります。ボーイからの上進の際に「レスキュースコップ」への憧れは退団を阻止することにもなります。

 しかし、基本的スタンスは現在も変わらず、「ボーイスカウト運動」の主役は「スカウト」であるとの信念を貫き、最近の活動では「スカウトたい焼き隊」の主役としてベンチャースカウトのみならずガールスカウトも被災地で活躍するようになりました。

 詳しくは「スカウトたい焼き隊」で検索して頂ければ幸いです。
Posted by 鈴木幸一@横浜第96団 at 2012年04月18日 11:02
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